建築士試験 解説ノート

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平成30年度 一級建築士 計画 No.1を解説、建築士の職責に関する空欄補充のポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.1は、建築士法に定める建築士の職責に関する条文の空欄補充の問題です。4つの組合せのうち、正しいものを選びます。

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この問題のポイント

問われているのは、建築士法の3つの条文に並ぶ空欄A〜Dへ、正しい語句を当てはめられるかどうかです。条文は職責の総則、信用失墜行為の禁止、知識及び技能の維持向上の3本です。

第2条の2は、建築士が何に寄与するかを定めます。ここに入る語句が「建築物の質の向上」か「国民の生命、健康及び財産の保護」かで、まず選択肢が割れます。

第21条の4は、害してはならない対象(B)と、その行為(C)を定めます。第22条第1項は、維持向上に努める対象(D)を定めます。条文の主語と目的語を取り違えなければ、組合せは一つに絞れます。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが正しい組合せ)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) Aを「国民の生命、健康及び財産の保護」とする点が誤りです。第2条の2のAは「建築物の質の向上」です。
2 ×(誤り) Aが誤りで、さらにCを「建築」、Dを「専門的応用能力」とする点も誤りです。Cは「行為」、Dは「知識及び技能」です。
3 ○(正しい) A=建築物の質の向上、B=建築士の信用又は品位、C=行為、D=知識及び技能。すべて条文どおりです。
4 ×(誤り) Bを「公共の福祉の増進」、Dを「専門的応用能力」とする点が誤りです。Bは「建築士の信用又は品位」、Dは「知識及び技能」です。

選択肢3は、4つの空欄すべてが建築士法の条文どおりで、正しい組合せです。

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選択肢3のポイント(正しい組合せ)

3つの条文を一つずつ照らすと、語句の位置が固まります。第2条の2は職責の総則で、「建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、建築物の質の向上に寄与するように、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない」と定めます。ここがAです。

第21条の4は信用失墜行為の禁止で、「建築士は、建築士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない」と定めます。BとCはこの一文に並んでいます。

第22条第1項は知識及び技能の維持向上で、「建築士は、設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない」と定めます。ここがDです。

ザックリ言えば、質の向上・信用又は品位・行為・知識及び技能の4語をこの順で並べたものが正解です。「公共の福祉の増進」「専門的応用能力」は別の条文や旧表現に寄せたダミーです。

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覚え方

  • 第2条の2(職責)=建築物の質の向上に寄与する
  • 第21条の4(信用失墜行為の禁止)=建築士の信用又は品位を害する行為をしてはならない
  • 第22条第1項(研さん)=設計・工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努める
  • ダミー語=「公共の福祉の増進」「専門的応用能力」「国民の生命、健康及び財産の保護」

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理解度チェック

Q.

建築士法第21条の4で、建築士が害してはならないとされているものは?

建築士の信用又は品位です。これを害するような行為をしてはならない、と定められています(信用失墜行為の禁止)。

Q.

建築士法第22条第1項で、維持向上に努めるとされているものは?

設計及び工事監理に必要な知識及び技能です。「専門的応用能力」ではない点に注意します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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