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平成30年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.3は、近現代の集合住宅の作品とその設計者に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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有名な集合住宅を「作品名」と「設計者名」のペアで覚えているかが問われます。取り上げられるのは、ユニテ・ダビタシオン、ヴァイセンホーフ・ジードルング、ムードンの住宅、フランクリン街のアパートの4つです。
引っかけの核心は選択肢4です。フランクリン街のアパートの設計者を「ルイス・サリヴァン」としていますが、正しくはオーギュスト・ペレです。サリヴァンはアメリカ・シカゴ派の建築家で、パリの集合住宅とは結び付きません。作品と設計者の組合せをずらす、定番の出題形式です。
残る選択肢1から3は、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ジャン・プルーヴェと、いずれも正しい組合せです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | マルセイユのユニテ・ダビタシオンはル・コルビュジエの設計です。ピロティを持つ高層集合住宅で、店舗やホテル、屋上庭園などの機能を内包します。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | ヴァイセンホーフ・ジードルング(1927年・シュトゥットガルト)はミース・ファン・デル・ローエが全体計画を担った実験住宅展で、インターナショナル・スタイルの成立に影響を与えました。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | ムードンの住宅はジャン・プルーヴェの設計で、アルミニウムなどの工業材料を用いた点が特徴です。正しい記述です。 |
| 4 | ×(誤り) | フランクリン街のアパートの設計者をルイス・サリヴァンとする点が誤りです。正しくはオーギュスト・ペレの設計です。 |
選択肢4は、フランクリン街のアパートを「ルイス・サリヴァンによって設計された」とする点が誤りで、正しくはオーギュスト・ペレの設計です。
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フランクリン街25番地のアパート(パリ・1903年)は、オーギュスト・ペレの設計です。鉄筋コンクリート造を住宅に本格的に用いた初期の例で、構造の骨組みをそのまま外観に見せる造形が知られます。
一方のルイス・サリヴァンは、アメリカのシカゴ派を代表する建築家です。ウェインライトビルなど初期の高層オフィスで名を残しており、活躍した国も時代の文脈もペレとは異なります。
この選択肢は、作品はそのままに設計者だけを別人にすり替える形です。フランクリン街=ペレ、という対応さえ押さえておけば、サリヴァンの名前が出た時点で違和感に気づけます。
ザックリ言えば、フランクリン街のアパート=オーギュスト・ペレのRC造集合住宅です。RC造を造形的に使った先駆者という人物像とセットにすると、記憶が定着します。
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フランクリン街のアパートを設計したのは誰?
オーギュスト・ペレです。鉄筋コンクリート造を用いた初期の集合住宅で、ルイス・サリヴァンではありません。
マルセイユのユニテ・ダビタシオンの設計者は?
ル・コルビュジエです。ピロティを持ち、店舗や屋上庭園などの機能を内包する高層集合住宅です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月