建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 計画
  4. 平成30年
  5. > No.3 集合住宅の歴史

平成30年度 一級建築士 計画 No.3を解説、集合住宅の作品と設計者に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成30年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.3は、近現代の集合住宅の作品とその設計者に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

有名な集合住宅を「作品名」と「設計者名」のペアで覚えているかが問われます。取り上げられるのは、ユニテ・ダビタシオン、ヴァイセンホーフ・ジードルング、ムードンの住宅、フランクリン街のアパートの4つです。

引っかけの核心は選択肢4です。フランクリン街のアパートの設計者を「ルイス・サリヴァン」としていますが、正しくはオーギュスト・ペレです。サリヴァンはアメリカ・シカゴ派の建築家で、パリの集合住宅とは結び付きません。作品と設計者の組合せをずらす、定番の出題形式です。

残る選択肢1から3は、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ジャン・プルーヴェと、いずれも正しい組合せです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

計画は過去問の反復が効きます。年度別の過去問題集で出題パターンに慣れておくと得点が安定します。受験する年度に対応した版を選んでください。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) マルセイユのユニテ・ダビタシオンはル・コルビュジエの設計です。ピロティを持つ高層集合住宅で、店舗やホテル、屋上庭園などの機能を内包します。正しい記述です。
2 ○(正しい) ヴァイセンホーフ・ジードルング(1927年・シュトゥットガルト)はミース・ファン・デル・ローエが全体計画を担った実験住宅展で、インターナショナル・スタイルの成立に影響を与えました。正しい記述です。
3 ○(正しい) ムードンの住宅はジャン・プルーヴェの設計で、アルミニウムなどの工業材料を用いた点が特徴です。正しい記述です。
4 ×(誤り) フランクリン街のアパートの設計者をルイス・サリヴァンとする点が誤りです。正しくはオーギュスト・ペレの設計です。

選択肢4は、フランクリン街のアパートを「ルイス・サリヴァンによって設計された」とする点が誤りで、正しくはオーギュスト・ペレの設計です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

フランクリン街25番地のアパート(パリ・1903年)は、オーギュスト・ペレの設計です。鉄筋コンクリート造を住宅に本格的に用いた初期の例で、構造の骨組みをそのまま外観に見せる造形が知られます。

一方のルイス・サリヴァンは、アメリカのシカゴ派を代表する建築家です。ウェインライトビルなど初期の高層オフィスで名を残しており、活躍した国も時代の文脈もペレとは異なります。

この選択肢は、作品はそのままに設計者だけを別人にすり替える形です。フランクリン街=ペレ、という対応さえ押さえておけば、サリヴァンの名前が出た時点で違和感に気づけます。

ザックリ言えば、フランクリン街のアパート=オーギュスト・ペレのRC造集合住宅です。RC造を造形的に使った先駆者という人物像とセットにすると、記憶が定着します。

効率よく仕上げるなら、一級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • ユニテ・ダビタシオン=ル・コルビュジエ(ピロティ・屋上庭園を持つ高層集合住宅)
  • ヴァイセンホーフ・ジードルング=ミース・ファン・デル・ローエ(1927年の実験住宅展)
  • ムードンの住宅=ジャン・プルーヴェ(アルミなど工業材料を活用)
  • フランクリン街のアパート=オーギュスト・ペレ(RC造の先駆/サリヴァンと混同しない)

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

フランクリン街のアパートを設計したのは誰?

オーギュスト・ペレです。鉄筋コンクリート造を用いた初期の集合住宅で、ルイス・サリヴァンではありません。

Q.

マルセイユのユニテ・ダビタシオンの設計者は?

ル・コルビュジエです。ピロティを持ち、店舗や屋上庭園などの機能を内包する高層集合住宅です。

平成30年 一級建築士 計画 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>