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平成30年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.19は、建築に関わる各種マネジメントの用語に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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カタカナの専門用語が4つ並びます。デュー・デリジェンス、ブリーフィング、フィージビリティ・スタディ、ファシリティ・マネジメントです。それぞれの言葉が指す中身を取り違えていないかが問われます。
引っかけの核心は選択肢4です。ファシリティ・マネジメントは、施設や設備を経営的な視点から企画・管理・活用する手法です。ところが選択肢4の説明は、工事費の低減提案や施工技術の導入提案という内容で、これはVE(バリューエンジニアリング)のものです。
選択肢1のデュー・デリジェンス、選択肢2のブリーフィング、選択肢3のフィージビリティ・スタディは、いずれも用語どおりの説明です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 不動産のデュー・デリジェンスは、取得時に価値やリスクを物理的・法的・経済的に多角的に調べる作業です。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 企画段階のブリーフィングは、発注者や関係者の要求・目的・制約条件を明らかにし分析する作業で、成果物はブリーフと呼ばれます。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | フィージビリティ・スタディは、企画内容が事業経営上の観点で実行可能かを確かめる検討作業です。正しい記述です。 |
| 4 | ×(誤り) | 工事費の低減提案や施工技術の導入提案はVE(バリューエンジニアリング)の説明です。ファシリティ・マネジメントの説明としては誤りです。 |
選択肢4は、工事費の低減や施工技術の導入提案をファシリティ・マネジメントとする点が誤りで、正しくはこれはVE(バリューエンジニアリング)の内容です。
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ファシリティ・マネジメント(FM)は、建物や設備を経営資源としてとらえ、最適に企画・管理・活用していく手法です。施設をどう持ち、どう使い、どう維持していくかを、経営的な視点から総合的に考えます。
一方、選択肢4が説明しているのは、基本性能を保ちながら工事費を下げる提案や、施工者独自の技術を導入する提案です。これは機能を保ったままコストを下げるVE(バリューエンジニアリング)の考え方です。
FMが施設の運営全体を見渡すのに対し、VEは個々の工事やものづくりの場面で価値を高めることをねらいます。視点の置きどころが異なります。ザックリ言えば、FM=施設を経営的に活用・管理、VE=機能を保ってコストを下げる提案です。
選択肢4は、FMという言葉にVEの中身を当てはめている点が誤りになります。
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基本性能を保ったまま工事費を下げる提案は、FMとVEのどちら?
VE(バリューエンジニアリング)です。ファシリティ・マネジメントは、施設や設備を経営的視点から企画・管理・活用する手法です。
ブリーフィングの成果物は何と呼ばれる?
ブリーフと呼ばれます。発注者や関係者の要求・目的・制約条件を明らかにし、分析した結果をまとめたものです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月