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令和3年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.15は、公共建築物等の計画に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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学校、大学、庁舎の事例が並びます。とくに既存建築を転用した庁舎については、もとの建物とその年代、転用の中身が正しいかが判断の決め手です。
引っかけの核心は、大田区役所本庁舎です。これは蒲田駅前に1990年前後に建てられたテナントビルを、大田区が1996年に購入し、大規模改修して転用したものです。1960年代の事務所ビルではありません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 福岡市立博多小学校は、オープンプラン型を採用し、壁のない教員コーナーやワーキングスペースを設けて、複数の教員で児童を見守れる空間としました。 |
| 2 | ○(正しい) | 立命館大学大阪いばらきキャンパスは、工場跡地において官民が連携し、防災公園と一体化して計画されました。 |
| 3 | ○(正しい) | 石巻市庁舎は、百貨店を転用したもので、既存エスカレーターをそのまま活用し、売り場は執務スペースへ、映画館は議場へと改修されました。 |
| 4 | ×(誤り) | 大田区役所本庁舎を1960年代に建てられた事務所ビルを内外のデザインを継承して転用したとした点が誤り。実際は1990年前後のテナントビルを購入し、用途を変えて転用しました。 |
選択肢4は、建てられた年代と転用の中身が誤りで、もとは1990年前後のテナントビルで、内部は用途を大きく変えて転用されました。
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大田区役所本庁舎は、蒲田駅前に1990年前後に建てられたテナントビル(桃源社蒲田ビル)を、大田区が1996年に購入し、大規模改修して1998年に移転したものです。
転用では、コリドール型のショッピングモールを総合受付・区民ロビーに、フィットネスクラブを議場に変えるなど、もとの用途を大きく組み替えています。最小限の改変で区民サービスを最大化するコンバージョンの事例です。
選択肢4の「1960年代に建てられた」「外部及び内部デザインを継承」は、いずれも実態と合いません。建設年代が約30年違い、内部は用途を変えて転用している点が見抜きどころです。
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大田区役所本庁舎は、1960年代に建てられた民間の事務所ビルを、内外のデザインを継承して転用したものである。〇か×か。
×。実際は1990年前後のテナントビルを1996年に購入し、用途を変えて転用しました。建設年代も転用の中身も異なります。
石巻市庁舎は、百貨店を転用し、既存エスカレーターを活用して売り場を執務スペース、映画館を議場に改修したものである。〇か×か。
〇。既存の構造や設備を生かしたコンバージョンの事例です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月