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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.11は、局部圧力損失・送風機の種類・並列運転・ガラリの通過風速など、空気調和・換気設備に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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ダクトの圧力損失と、送風機の特性が並びます。軸流送風機と遠心送風機のどちらが高い静圧に向くかを正しく押さえられるかが問われます。
引っかけの核心は送風機の種類です。軸流送風機は大風量・低静圧向きで、高い静圧が必要な用途には遠心送風機が使われます。選択肢2は軸流を高静圧向けと逆に説明しています。
局部圧力損失が風速の二乗に比例すること、並列2台運転の風量が2倍に届かないことも基本です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | ダクトの曲がりや断面変化で生じる局部圧力損失は、風速の二乗に比例します。適当な記述です。 |
| 2 | ×(不適当) | 軸流送風機は低静圧・大風量向きで、高静圧の用途には遠心送風機が用いられます。軸流を高静圧向けとする点が不適当です。 |
| 3 | ○(適当) | 同一性能の送風機を並列2台で運転しても、風量は1台のみの2倍より小さくなります。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 排気ガラリは外気取入れガラリより通過風速を高くでき、必要な正面面積は小さくなります。適当な記述です。 |
選択肢2は、軸流送風機を高い静圧の用途向けとした点が不適当で、高静圧は遠心送風機が担い、軸流は低静圧で大きな風量を送る用途に向きます。
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送風機は、羽根の形と空気の流れ方で大きく軸流式と遠心式に分かれます。軸流式はプロペラのように軸方向へ空気を送る形で、大きな風量を低い圧力で送るのが得意です。
遠心式は羽根車で空気を外側へ振り回す形で、軸流式より高い静圧を出せます。ダクトが長く抵抗が大きい空調系統には、遠心送風機が使われます。
ザックリ言えば、軸流は低静圧・大風量、遠心は高静圧と対で覚えます。選択肢2は軸流を高静圧向けとしており、二つの役割を取り違えています。
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高い静圧が必要な用途には、軸流と遠心のどちらの送風機が向く?
遠心送風機です。軸流は低静圧で大風量を送る用途に向きます。
ダクトの曲がり部で生じる局部圧力損失は、風速とどんな関係?
風速の二乗に比例します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月