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令和2年度 一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)No.3は、室内の湿り空気に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。湿り空気は1気圧、室内は無風状態とします。
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相対湿度と水蒸気量、露点温度、乾球温度と湿球温度、相対湿度を保った加熱が問われます。判断の決め手は、相対湿度を一定に保ったまま乾球温度を上げるには、加湿か除湿かのどちらを行うかです。
引っかけの核心は、相対湿度を一定に保ったまま乾球温度を上昇させるには、加熱と「除湿」を同時に行う、としているところにあります。正しくは加熱と「加湿」です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 相対湿度が同一でも、乾球温度が違えば飽和水蒸気量が違うため、含まれる水蒸気量は異なります。 |
| 2 | ○(正しい) | 乾球温度が一定なら、相対湿度が低い(水蒸気量が少ない)ほど、露点温度は低くなります。 |
| 3 | ○(正しい) | 乾球温度と湿球温度が与えられれば、相対湿度や水蒸気分圧を求めることができます。 |
| 4 | ×(誤り) | 相対湿度を保ったまま乾球温度を上げるには、加熱と加湿を行います。除湿は誤りです。 |
選択肢4は、加熱と除湿を同時に行うとした点が誤りで、正しくは加熱と加湿を同時に行います。
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相対湿度は、その温度で空気が含むことのできる最大の水蒸気量(飽和水蒸気量)に対して、実際に含まれている水蒸気量の割合です。
ここで、空気を加熱だけすると、温度が上がって飽和水蒸気量が増えます。水蒸気量はそのままなので、割合である相対湿度は下がってしまいます。これでは相対湿度を一定に保てません。
相対湿度を保ったまま温度を上げるには、増えた飽和水蒸気量に合わせて、実際の水蒸気量も増やす必要があります。つまり、加熱と同時に加湿を行います。設問4は「除湿」としていますが、除湿では水蒸気量が減り、相対湿度はさらに下がります。覚えるべきは相対湿度を保ったまま乾球温度を上げるには、加熱+加湿(除湿ではない)ということです。
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相対湿度を一定に保ったまま乾球温度を上昇させるには、加熱と除湿を同時に行う必要がある。〇か×か。
×。加熱と加湿を同時に行います。加熱だけだと相対湿度が下がるため、水蒸気を加える(加湿する)必要があります。
相対湿度が同一でも、乾球温度が異なれば、空気1m³中に含まれる水蒸気量は異なる。〇か×か。
〇。温度が高いほど飽和水蒸気量が大きいため、同じ相対湿度でも含まれる水蒸気量は異なります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月