建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 法規
  4. 平成28年
  5. > No.8 構造強度

平成28年度 二級建築士 法規 No.8を解説、構造強度に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成28年度 二級建築士 学科II(建築法規)No.8は、各種構造の構造強度に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、誤っているものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題で問われていること

  1. 木造の柱と土台の省略(令42条ただし書)
  2. 補強コンクリートブロック造の耐力壁の長さ(令62条の4)
  3. 鉄骨造における鋳鉄の使用(令64条2項)
  4. 鉄筋コンクリート造の柱の小径(令77条)
  5. 鉄筋コンクリート造の耐力壁の複配筋(令78条の2)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

建築関係法令集 法令編(総合資格)

建築関係法令集 法令編(総合資格)

法規は試験中に条文を引いて解く科目です。線引きした法令集が一冊あると確実です。

選択肢4は、鉄筋コンクリート造の柱の小径を、その構造耐力上主要な支点間距離の1/20以上とできるとしていますが、これが誤りです。令77条では、鉄筋コンクリート造の柱の小径は、その構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上としなければならないと定められています。

1/20では規定に対して小さく、必要な太さに届きません。分数の分母を大きくして柱を細く見せる引っかけです。RC造の柱の小径は支点間距離の1/15以上(令77条)と押さえます。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 木造で1階の柱の下部に土台を設けない場合でも、当該柱を鉄筋コンクリート造の布基礎に緊結すれば認められます(令42条ただし書)。正しい記述です。
2 ○(正しい) 補強コンクリートブロック造では、張り間方向・桁行方向それぞれの耐力壁の長さの合計を6m以上とします(令62条の4)。正しい記述です。
3 ○(正しい) 鉄骨造で、圧縮応力のみが生ずる構造耐力上主要な部分には鋳鉄を使用できます(令64条2項)。正しい記述です。
4 ×(誤り) 鉄筋コンクリート造の柱の小径は、構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上が必要で、1/20では不足します(令77条)。
5 ○(正しい) 鉄筋コンクリート造の耐力壁の配筋を複配筋とする場合、壁式構造を除き、径9mm以上の鉄筋を縦横50cm以下の間隔で配置できます(令78条の2)。正しい記述です。

選択肢4は、RC造の柱の小径を支点間距離の1/20以上とする点が誤りで、正しくは1/15以上としなければなりません。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

柱の小径を支点間距離との比で定める規定は、分数の分母を大きくすると柱が細くなるという点が狙われます。

令77条は、鉄筋コンクリート造の柱の小径を、その構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上とすることを求めています。1/15と1/20では、1/20のほうが細い柱になります。選択肢4はこの限度をゆるめて1/20としているため、規定を満たしません。

「1/15以上」は下限で、これより細くしてはなりません。木造の柱の小径(横架材間の垂直距離との比)と混同しやすいので、RC造は支点間距離の1/15以上とセットで覚えるのが確実です。RC造の柱の小径は構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上と押さえておきましょう。

この分野を得点源にするなら、法令集の選び方二級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • 鉄筋コンクリート造の柱の小径は構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上(令77条)
  • 補強コンクリートブロック造の耐力壁は各方向とも長さの合計6m以上(令62条の4)
  • 鋳鉄は圧縮応力のみが生ずる部分にだけ使用できる(令64条2項)

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

Q.

鉄筋コンクリート造の柱の小径は、構造耐力上主要な支点間距離の1/20以上でよい?

1/15以上です(令77条)。1/20では規定に対して細く、必要な小径に届きません。

平成28年 二級建築士 法規 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 二級建築士試験 学科の試験 学科II(建築法規)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「法規」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>