建築士試験 解説ノート

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平成29年度 二級建築士 計画 No.9を解説、音に関する誤りを見抜くポイント

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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.9は、音に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

音の基本が問われます。質量則による透過損失、点音源の距離減衰、残響時間、多孔質材料の吸音、気温と音速の関係を整理します。

引っかけの核心は、点音源の距離減衰の量です。点音源は、距離が1/2になると音圧レベルが約6dB上昇します。約3dBの上昇は線音源のときの値なので、点音源に当てはめると誤りです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 同じ厚さの一重壁は、単位面積あたりの質量が大きいほど透過損失が大きくなります(質量則)。
2 ×(誤り) 点音源で距離が1/2になると音圧レベルが約3dB上昇するとした点が誤り。点音源は約6dB上昇します。
3 ○(正しい) 残響時間は、音源を止めてから室内の平均音圧レベルが60dB低下するまでの時間です。
4 ○(正しい) 多孔質材料の吸音率は、低音域より高音域のほうが大きくなります。
5 ○(正しい) 空気中の音速は、気温が高くなるほど速くなります。

選択肢2は、点音源で距離が1/2になると音圧レベルが約3dB上昇するとした点が誤りで、点音源は約6dB上昇します。約3dBは線音源の場合の値です。

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選択肢2のポイント

音は音源から広がるほど弱まります。点音源は球状に広がるため距離減衰が大きく、距離が2倍になると約6dB低下し、距離が1/2になると約6dB上昇します。

これに対して線音源は円筒状に広がるため減衰がゆるやかで、距離が2倍で約3dB低下します。選択肢2は点音源の話なのに「約3dB」としており、線音源の値を当てはめた点が誤りです。

選択肢2は点音源で約3dB上昇としていますが、正しくは約6dBです。点は6dB、線は3dB、と対で覚えておきましょう。

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覚え方

  • 点音源は距離1/2で約6dB上昇/線音源は約3dB
  • 質量則は面密度が大きいほど透過損失が大きい/残響時間は60dB低下までの時間
  • 多孔質材料は高音域の吸音が大きい/音速は気温が高いほど速い

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理解度チェック

Q.

点音源では、音源からの距離が1/2になると音圧レベルが約3dB上昇する。〇か×か。

×。点音源は距離が1/2になると約6dB上昇します。約3dBは線音源の場合の値です。

Q.

残響時間は、音源を止めてから平均音圧レベルが60dB低下するまでの時間である。〇か×か。

残響時間は、音源停止後に室内の平均音圧レベルが60dB下がるまでの時間で定義されます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 点音源は距離1/2で約6dB(線音源は約3dB)/質量則/残響時間60dB/多孔質材料は高音域を吸音:音環境の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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