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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.21は、空気調和設備に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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気化式加湿器、床吹出し空調方式、空気熱源ヒートポンプ、ファンコイルユニット方式、二重ダクト空調方式が問われます。判断の決め手は、空気熱源ヒートポンプの暖房能力が外気温度でどう変わるかです。
引っかけの核心は、外気温度と暖房能力の関係です。空気熱源ヒートポンプは外気から熱をくみ上げるため、外気温度が低いほど暖房能力は低下します。外気が低いほど向上するのではありません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 気化式加湿器は、加湿素子を水で濡らして空気を通し、空気のもつ顕熱で水を蒸発させて加湿します。 |
| 2 | ○(正しい) | 床吹出し空調方式は、居住域に近い床から給気するため、天井吹出しより冷房時の給気温度を高めに設定します。 |
| 3 | ×(誤り) | 空気熱源ヒートポンプの暖房能力が外気温度が低いほど向上するとした点が誤り。実際は低下します。 |
| 4 | ○(正しい) | ファンコイルユニット方式は、ユニットごとに風量を調節でき、室ごとの個別制御に向きます。 |
| 5 | ○(正しい) | 二重ダクト空調方式は、冷風と温風を混ぜて温度を制御するため個別制御性は高い一方、エネルギー損失は大きくなります。 |
選択肢3は、空気熱源ヒートポンプの暖房能力が外気温度が低いほど向上するとした点が誤りで、実際は外気温度が低くなるほど暖房能力は低下します。
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空気熱源ヒートポンプは、外気から熱をくみ上げて室内に運ぶ仕組みです。暖房時は外気の熱を集めて室内へ移すため、外気の温度が高いほど熱を集めやすく、暖房能力が大きくなります。
逆に、外気の温度が低い真冬ほど集められる熱が減り、暖房能力は低下します。屋外機に霜が付くと除霜運転が入り、能力がさらに落ちる場合もあります。選択肢3は「低いほど向上する」と向きを逆にした点が誤りです。
選択肢3はヒートポンプの暖房能力と外気温度の関係を反対に述べた点が誤りです。外気が低いほど暖房能力は下がる、と向きをセットで覚えておきましょう。
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空気熱源ヒートポンプ方式のルームエアコンの暖房能力は、外気温度が低くなるほど向上する。〇か×か。
×。外気から熱をくみ上げる仕組みのため、外気温度が低くなるほど暖房能力は低下します。
床吹出し空調方式は、天井吹出しに比べて冷房時の給気温度を高めに設定する。〇か×か。
〇。給気口が居住域に近いため、冷えすぎを避けるよう給気温度を高めに設定します。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月