建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 計画
  4. 令和2年
  5. > No.25 環境・省エネルギー

令和2年度 二級建築士 計画 No.25を解説、環境・省エネルギーに関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.25は、環境・省エネルギーに関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

コージェネレーションシステム、Low-Eガラスの配置、ライトシェルフ、自然換気、ダイレクトゲイン方式が問われます。判断の決め手は、暖房時の断熱性を高めるためにLow-Eガラスを複層ガラスのどちら側に用いるかです。

引っかけの核心は、Low-Eガラスの配置です。暖房時の断熱を重視するなら、Low-Eガラスは屋内側のガラスに用います。室内の熱の放射を反射して逃がしにくくするためです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 年間を通じて安定した給湯需要のある建築物にコージェネレーションシステムを採用するのは省エネ効果が期待でき、正しい記述です。
2 ×(誤り) 暖房時の断熱性を高めるには、Low-Eガラスを屋内側のガラスに用います。屋外側に用いたほうが暖房時の断熱性が高いとした点が誤りです。
3 ○(正しい) ライトシェルフは、窓の外側の水平庇で庇下部の日射を遮蔽しつつ庇上部から自然光を室内に導く採光手法で、正しい記述です。
4 ○(正しい) 災害時に避難者受入れが想定される施設で、ライフライン途絶時の居住環境確保のため自然換気を考慮するのは正しい記述です。
5 ○(正しい) ダイレクトゲイン方式は、窓から入射する日射熱を直接床や壁に蓄熱し夜間に放熱させる方式で、正しい記述です。

選択肢2は、暖房時の断熱性を高めるためにLow-Eガラスを屋外側に用いるとした点が誤りで、暖房・断熱を重視するなら屋内側のガラスに用います。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢2のポイント

Low-Eガラスは、表面に特殊な金属膜を付けて熱の放射を反射するガラスです。複層ガラス(ペアガラス)の中で、どちらの板に膜を付けるかによって効果が変わります。

暖房を重視して断熱性を高めたい寒冷地では、膜を屋内側のガラスに付けます。室内の暖房で温まった熱の放射を室内側へ反射して、外へ逃がしにくくするためです。反対に冷房を重視して日射を遮りたい場合は、膜を屋外側のガラスに付けて、外からの日射熱を入り口で反射します。

選択肢2は「屋外側に用いたほうが暖房時の断熱性が高い」としていますが、暖房・断熱重視なら屋内側が正しいので誤りです。暖房なら屋内側、日射遮蔽なら屋外側、と対で覚えておきましょう。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • 暖房・断熱重視ならLow-Eは屋内側、日射遮蔽・冷房重視なら屋外側
  • コージェネは安定した給湯需要のある建物で省エネ効果/ライトシェルフは庇上部から採光
  • 災害時受入れ施設は自然換気を考慮/ダイレクトゲインは床・壁に蓄熱し夜間放熱

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

暖房時の断熱性を高めるには、Low-Eガラスを複層ガラスの屋外側のガラスに用いる。〇か×か。

×。暖房・断熱を重視する場合、Low-Eガラスは屋内側のガラスに用います。屋外側は日射遮蔽(冷房)向けです。

Q.

ダイレクトゲイン方式は、窓から入射する日射熱を床や壁に蓄熱し夜間に放熱させる方式である。〇か×か。

ダイレクトゲイン方式は日射熱を床や壁に蓄え、夜間に放熱させるパッシブな暖房手法です。

令和2年 二級建築士 計画 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和2年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 暖房・断熱重視ならLow-Eは屋内側・日射遮蔽なら屋外側/コージェネ・ライトシェルフ・自然換気・ダイレクトゲイン:環境・省エネルギーの基本
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>