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平成28年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.20は、プロジェクトマネジメントに関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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取り上げられたのは、サブリース事業、BCP、CSR、PFI事業のSPCです。いずれも建築や不動産の事業に関わるカタカナ・アルファベットの用語で、その定義が正しいかが問われます。
論点はCSRの意味です。CSRは企業の社会的責任を指す言葉です。ところが選択肢3は、企業が所有する不動産を経営戦略の視点で見直し、投資効率を高める考え方としています。
その説明はCRE、つまり企業不動産戦略の内容です。よく似た略語どうしの取り違えがそのまま誤りになっています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | サブリース事業は、管理事業者が建物を転貸目的で借り、自ら転貸人として入居者に貸す賃貸管理事業です。記述どおりです。 |
| 2 | ○(正しい) | BCPは災害や事故でも重要業務を止めず、止まっても短期間で再開するなど事業継続を追求する計画です。記述どおりです。 |
| 3 | ×(誤り) | CSRを企業不動産の投資効率を高める考え方とする点が誤りです。それはCREの説明で、CSRは企業の社会的責任を指します。 |
| 4 | ○(正しい) | PFIのSPCは特定事業のために設立し、他の投資は行わず契約期間が終われば解散する会社です。記述どおりです。 |
選択肢3は、CSRに企業不動産を経営戦略的に見直すという説明をあてた点が誤りで、その内容はCREのものです。
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CSRはCorporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任を指します。法令の順守、環境への配慮、地域社会への貢献など、利益の追求だけでなく社会に対して果たす責任の考え方です。
一方、選択肢3が説明しているのはCRE、つまりCorporate Real Estateです。企業が保有する不動産を経営戦略の視点で見直し、保有や売却、活用を組み替えて投資効率を高めようとする考え方です。例えば遊休地を売却したり、本社を移転して資産を圧縮したりする動きがこれにあたります。
ザックリ言えば、CSRは企業の社会的責任、CREは企業不動産を経営戦略的に見直す考え方で、別々の用語です。選択肢3はこの二つを取り違えています。
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企業が保有する不動産を経営戦略の視点で見直し、投資効率を高めようとする考え方を何といいますか。
CRE(企業不動産戦略)です。CSRは企業の社会的責任を指す別の用語です。
PFI事業で、ある特定の事業の実施だけを目的に設立され、契約期間が終われば解散する会社を何といいますか。
SPC(特別目的会社)です。PFI事業以外の投資は行わず、契約終了とともに解散します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月