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平成29年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.13は、集まって住む住宅の事例に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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かんかん森、SHARE yaraicho、泉北ニュータウン、求道学舎の4事例が並びます。それぞれが、どんな住まい方を実現した施設なのかを正しく押さえられるかが問われます。
狙われているのは求道学舎です。記述では「テラスハウス」とされますが、求道学舎はテラスハウスではありません。
求道学舎は、大正期に建てられた鉄筋コンクリート造の学生寮(武田五一の設計)を、各住戸が独立した分譲のコーポラティブハウスとして再生したものです。住棟形式も、計画の重点も、記述とずれます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | かんかん森(東京都)は、各住戸の独立性を保ちつつ居間や台所を共用し、コモンミール等で生活の一部を共同化したコレクティブハウスです。 |
| 2 | ○(正しい) | SHARE yaraicho(東京都)は、道路側を半透明のテント膜で覆い、吹抜けを介して個室7室とコモンスペースを計画したシェアハウスです。 |
| 3 | ○(正しい) | 泉北ニュータウン(大阪府)では、空き住戸を活用したサポート付き共同住宅や多世代型シェアハウス等が試みられています。 |
| 4 | ×(誤り) | 求道学舎をテラスハウスとする点が誤りです。実際はRC造の学生寮を再生した、各住戸が独立する分譲のコーポラティブハウスです。 |
選択肢4は、求道学舎をコモンスペースを充実させたテラスハウスとする点が誤りで、実際はRC造の学生寮を再生したコーポラティブハウスです。
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求道学舎は、大正末期に建てられた鉄筋コンクリート造の学生寮です。設計は武田五一とされ、長く使われてきた歴史ある建物でした。老朽化が進んだ後、取り壊さずに再生する道が選ばれました。
再生にあたっては、入居予定者が組合をつくって企画段階から関わるコーポラティブ方式が採られ、各住戸が独立した分譲住宅として生まれ変わりました。住棟はテラスハウスではなく、もとのRC造の建物を活かした集合住宅です。共同で過ごすことを主目的にした施設でもありません。
ザックリ言えば、求道学舎はRC造の学生寮を再生したコーポラティブハウスです。テラスハウスという住棟形式の説明は、この事例の実態と合いません。
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求道学舎は、もとは何の建物で、どのように再生されましたか。
大正期のRC造の学生寮です。各住戸が独立する分譲のコーポラティブハウスとして再生されました。テラスハウスではありません。
かんかん森は、どのような住まい方の集合住宅ですか。
各住戸の独立性を保ちながら、居間や台所を共用し、コモンミール等で生活の一部を共同化したコレクティブハウスです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月