建築士試験 解説ノート

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令和元年度 一級建築士 計画 No.14を解説、グローブ座の劇場形式に関する誤りを見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.14は、能楽堂・グローブ座・サービスヤード・車椅子使用者用客席など、劇場に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

劇場は、舞台と客席の関係(形式)と寸法の目安を押さえられるかが問われます。

引っかけの核心はグローブ座です。観客が舞台を三方から囲むオープン形式(張り出し舞台)で、選択肢2はこれをプロセニアム形式としています。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 能楽堂は、本舞台・後座・地謡座・橋掛りから成る舞台を、3方向から眺める客席をもつ空間です。適当な記述です。
2 ×(不適当) 復元されたグローブ座は、観客が舞台を三方から囲むオープン形式(張り出し舞台)です。プロセニアム形式とした点が誤りです。
3 ○(適当) 大型トラックが停車するサービスヤードで、床から天井までの高さを5m以上とするのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) 車椅子使用者用の客席を、選択できるよう2か所以上の異なる位置に分散して設けるのは望ましい計画です。適当な記述です。

選択肢2は、グローブ座をプロセニアム形式とした点が誤りで、グローブ座は観客が舞台を三方から囲むオープン形式(張り出し舞台)の劇場です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

プロセニアム形式は、額縁状のプロセニアムアーチで舞台と客席を仕切り、客席が舞台を正面から見る形式です。舞台と客席がはっきり分かれます。

1997年に復元されたグローブ座は、舞台が客席へ張り出し、観客が三方から舞台を囲む形式です。舞台と客席の一体感が得られるのは、プロセニアムではなくオープン形式(張り出し舞台)だからです。選択肢2はこの形式名が誤りです。

ザックリ言えば、三方から囲む一体感=オープン形式/額縁で仕切る=プロセニアム形式です。

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覚え方

  • グローブ座=オープン形式(張り出し舞台・三方を客席が囲む)
  • プロセニアム形式=額縁状のアーチで舞台と客席を仕切る
  • サービスヤードの大型トラックは天井高5m以上/車椅子席は2か所以上に分散

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理解度チェック

Q.

観客が舞台を三方から囲み、一体感が得られる劇場形式を何という?

オープン形式(張り出し舞台)です。グローブ座がその例です。

Q.

車椅子使用者用の客席は、なぜ複数の位置に分散させる?

利用者が見やすい位置を選べるようにするためです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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