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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.1は、色度・音の回折・定常伝熱・剥離流など、環境工学の用語に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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光・音・熱・気流と、分野の異なる用語が一度に並びます。それぞれの定義を、似た言葉と取り違えずに言えるかが問われます。
引っかけの核心は色度です。色度は色の質を表す指標ですが、含まれるのは色相と彩度の二つで、明度は入りません。選択肢1は「明度と彩度」と書いており、組み合わせが違っています。
残る3つは正しい記述です。音の回折、定常伝熱、剥離流の定義はそのまま覚えてしまうのが得策です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 色度が含むのは色相と彩度の二属性で、明度は含みません。「明度と彩度」とする点が不適当です。 |
| 2 | ○(適当) | 音の回折は障害物の背後へ音が回り込む現象で、波長が障害物より大きいほど回り込みやすくなります。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 定常伝熱は、温度を一定に保ち、壁体内の温度分布と熱流量が時間で変化しない伝熱過程です。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 壁面に沿った風が隅角部で建築物から離れる現象を剥離流といいます。適当な記述です。 |
選択肢1は、色度に明度を含めるとする点が不適当で、色度が表すのは色相と彩度の二つです。
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色を表す属性は、色相(赤や青といった色味)、明度(明るさ)、彩度(あざやかさ)の三つです。このうち明るさの軸である明度を取り除き、色味とあざやかさだけを取り出したものが色度です。
つまり色度は、色相と彩度を平面状に表した量です。選択肢1は明度と彩度の二つを含むと書いており、含めるべき色相が抜け、入らないはずの明度が入っています。
ザックリ言えば、色度は色相と彩度の指標で、明るさ(明度)は含まないと押さえます。XYZ表色系の色度図が、明るさを切り離して色味だけを平面に並べた図だと結びつけると忘れにくくなります。
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色度に含まれる二つの属性は何?
色相と彩度です。明るさを表す明度は含みません。
音の回折は、波長と障害物の大きさがどんな関係のとき回り込みやすい?
音の波長が障害物の大きさより大きいときほど回り込みやすくなります。低い音ほど障害物の裏に届きやすいということです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月