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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.20は、ZEH・CASBEE・BELS・eマークなど、環境・設備の省エネルギー評価に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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住宅や建築物の省エネ評価・表示の制度が並びます。CASBEEがどんな指標で評価するかを正しく押さえられるかが問われます。
引っかけの核心はCASBEEです。CASBEEは、環境品質Qを環境負荷Lで割ったBEE(建築環境効率)で評価します。選択肢2は「設計一次エネルギー消費量を基準一次エネルギー消費量で除した数値」で判定するとしており、これは省エネ基準のBEIの考え方で、CASBEEの評価軸とは違います。
ZEHの定義やBELSの星表示、eマークの位置づけも、制度として整理して覚えます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | ZEHは、一年間の一次エネルギー消費量の収支が、快適な室内環境を保ちつつゼロを目指す住宅です。適当な記述です。 |
| 2 | ×(不適当) | CASBEE-建築(新築)はBEE(環境品質Q÷環境負荷L)で評価します。一次エネルギー消費量の比で判定とする点が不適当です。 |
| 3 | ○(適当) | BELSは、第三者評価機関が省エネ性能を評価し、星の数などで表示する制度です。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | eマークは、省エネ基準への適合を所管行政庁が認定したことを示すマークです。適当な記述です。 |
選択肢2は、CASBEEを一次エネルギー消費量の比で判定するとした点が不適当で、CASBEEは環境品質Qを環境負荷Lで割ったBEEで評価します。
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CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能を、得られる価値と、かける負荷の両面から評価する仕組みです。室内の快適さや景観などの環境品質をQ、エネルギーや資源の消費などの環境負荷をLとします。
評価はこの二つの比、BEE=Q÷Lで表します。同じ負荷でも品質が高いほど、また同じ品質でも負荷が小さいほどBEEは大きくなり、評価が上がります。選択肢2が挙げた「設計一次エネルギー消費量÷基準一次エネルギー消費量」は省エネ基準のBEIの考え方で、CASBEEの評価軸ではありません。
ザックリ言えば、CASBEEはBEE=環境品質Q÷環境負荷Lで評価すると押さえます。一次エネルギー消費量の比は別の制度の指標です。選択肢2はこの二つを取り違えています。
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CASBEE-建築(新築)は、何という指標で評価する?
BEE(建築環境効率)です。環境品質Qを環境負荷Lで割った値です。
「設計一次エネルギー消費量÷基準一次エネルギー消費量」で評価するのは、CASBEEの考え方?
違います。これは省エネ基準のBEIの考え方で、CASBEEの評価軸ではありません。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月