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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.3は、全般換気・第一種機械換気・風圧力による換気・温度差換気など、換気に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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換気は、何が空気を動かすかで方式が分かれます。機械の力、風の力、温度差の力、それぞれの特徴を整理できているかが問われます。
引っかけの核心は選択肢3の風圧力です。風圧そのものは風速の2乗に比例しますが、開口を通る換気量は圧力差の平方根に比例します。結局、換気量は外部風速に比例します。
「風圧=2乗」のイメージにつられて「換気量も平方根」と書いた点が誤りです。最後の比例関係を取り違えないことが大切です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 全般換気は、室全体の空気を入れ替え、汚染物質の希釈・拡散・排出を行う方式です。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 第一種機械換気方式は給気機と排気機を併用するため、正圧に保つ必要のある室にも採用できます。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 風圧力による換気量は、外部風向と開口条件が一定なら外部風速に比例するのであって、平方根に比例するとする点が不適当です。 |
| 4 | ○(適当) | 温度差換気で外気温度が室内温度より高い場合、外気は中性帯より上側の開口から流入します。適当な記述です。 |
選択肢3は、風圧力による換気量が外部風速の平方根に比例するとする点が不適当で、正しくは外部風速に比例します。
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外壁にかかる風圧力は、外部風速の2乗に比例します。ここまでは選択肢の前提どおりです。問題は、その風圧で開口を通る換気量がどう決まるかです。
開口を通る換気量は、開口の前後の圧力差の平方根に比例します。風圧が風速の2乗、換気量がその風圧の平方根に比例するので、2乗と平方根が打ち消し合い、換気量は外部風速に比例します。
ザックリ言えば、風圧力による換気量は外部風速に比例するということです。外部風速が2倍になれば、換気量も約2倍になります。
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風圧力による換気量は外部風速に対してどう変化する?
外部風速に比例します。風速が2倍になれば換気量も約2倍です。
温度差換気で外気が室内より暖かいとき、外気はどこから入る?
中性帯より上側の開口から流入します。室内が相対的に冷たく重いためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月