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令和2年度 一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)No.15は、排水通気設備の通気方式に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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各個通気方式、ループ通気方式、伸頂通気方式、通気弁方式が問われます。判断の決め手は、伸頂通気方式の許容流量値が、各個通気やループ通気と比べて大きいか小さいかです。
引っかけの核心は、伸頂通気方式の許容流量値が各個通気方式やループ通気方式に比べて大きい、としているところにあります。伸頂通気方式は通気立て管をもたないので、許容流量値は小さくなります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 各個通気方式は器具のトラップごとに通気管を取り出す方式で、自己サイホン作用の防止に有効です。 |
| 2 | ○(正しい) | ループ通気方式は2個以上のトラップを保護する方式で、最高位器具のあふれ縁より高く立ち上げます。 |
| 3 | ×(誤り) | 伸頂通気方式は通気立て管がなく、許容流量値は各個通気やループ通気より小さくなります。 |
| 4 | ○(正しい) | 通気弁は、管内が負圧になると開いて空気を吸い、正圧や無負荷のときは閉じる機構を持ちます。 |
選択肢3は、伸頂通気方式の許容流量値が大きいとした点が誤りで、実際は各個通気やループ通気より小さくなります。
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排水が立て管を流れると、管内の空気が引っ張られたり押されたりして圧力が変動します。これを逃がすのが通気で、専用の通気立て管を設けるほど圧力変動を抑えられ、たくさんの排水を流せます。
各個通気方式やループ通気方式は、排水立て管とは別に通気立て管をもちます。これに対し伸頂通気方式は、排水立て管の頂部を屋上までそのまま延ばす(伸頂通気管)だけで、専用の通気立て管がありません。
通気経路が排水立て管1本に頼るため、流せる排水量、つまり許容流量値は小さくなります。設問3はこれを「大きい」と逆にしています。覚えるべきは伸頂通気は通気立て管なし=許容流量値は各個通気・ループ通気より小さいということです。だから伸頂通気は中低層の比較的小規模な建物に向きます。
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伸頂通気方式は、各個通気方式やループ通気方式に比べて許容流量値が大きい。〇か×か。
×。伸頂通気方式は通気立て管がないため、許容流量値はむしろ小さくなります。
各個通気方式は、自己サイホン作用の防止に有効である。〇か×か。
〇。器具のトラップごとに通気をとるため、自己サイホン作用の防止に最も有効です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月