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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.3は、建築環境工学における用語・単位に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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大気放射、残響時間、BOD、絶対湿度・相対湿度、熱伝導率・熱伝達率の単位が問われます。判断の決め手は、大気放射が何を指すかです。
引っかけの核心は、大気放射の意味です。大気放射は、大気中の水蒸気やCO2が射出する長波長の放射です。太陽から届く日射そのものではありません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 大気放射を地表面に直接到達する日射とした点が誤り。これは直達日射の説明です。 |
| 2 | ○(正しい) | 残響時間は、音源から発生した音が停止してから、室内の平均音圧レベルが60dB低下するまでの時間です。 |
| 3 | ○(正しい) | 生物化学的酸素要求量(BOD)は、水質汚濁を評価する指標の一つです。 |
| 4 | ○(正しい) | 絶対湿度の単位はkg/kg(DA)で、無次元(百分率)の相対湿度の単位とは異なります。 |
| 5 | ○(正しい) | 熱伝導率の単位はW/(m・K)で、熱伝達率の単位W/(m²・K)とは異なります。 |
選択肢1は、大気放射を地表面に直接到達する日射とした点が誤りで、これは直達日射の説明です。
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太陽から地表に届く日射(短波長の放射)には、太陽から直接届く「直達日射」と、大気で散乱されてから届く「天空放射(散乱日射)」があります。選択肢1の「大気で吸収・散乱される部分を除き、地表面に直接到達する」のは、まさに直達日射の説明です。
一方、大気放射は、大気中の水蒸気やCO2が温度に応じて射出する長波長の放射です。地表面に向かって降り注ぐので「大気逆放射」とも呼ばれ、夜間に地表が冷えすぎるのを和らげます。日射(短波長)とは波長も発生源も異なります。
選択肢1は、大気放射を直達日射の説明にした取り違えが誤りです。短波長の日射と、大気が射出する長波長の大気放射を分けて押さえます。
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大気放射は、日射のうち、大気で吸収・散乱される部分を除き、地表面に直接到達する日射である。〇か×か。
×。それは直達日射の説明です。大気放射は、大気が射出する長波長の放射(大気逆放射)です。
熱伝導率の単位はW/(m・K)で、熱伝達率の単位とは異なる。〇か×か。
〇。熱伝導率はW/(m・K)、熱伝達率はW/(m²・K)で、単位が異なります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月