令和7年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.25は、環境と省エネルギーに関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 外壁からの熱的影響を受ける外周部(外壁から3〜6m)はペリメータゾーン。インテリアゾーンは内部側で影響を受けにくい領域です。 |
| 2 | ○(適当) | デシカント空調方式は、乾燥剤で湿気(潜熱)を効率よく除去できる方式です。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 全熱交換器は、排気に含まれる顕熱と潜熱を回収し、給気外気にその熱を与える装置です。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | HEMSは、家庭でのエネルギー使用状況を端末に表示し、省エネを支援するシステムです。適当な記述です。 |
| 5 | ○(適当) | ZEHは、省エネと再生可能エネルギーにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した住宅です。適当な記述です。 |
選択肢1の「インテリアゾーン=外壁からの熱的影響を受ける外壁から3〜6mの領域」という記述が誤りで、これはペリメータゾーンの説明です。
選択肢1は「インテリアゾーンは、外壁からの熱的影響を受ける領域で、外壁から3〜6mまでの範囲」としていますが、ここが誤りです。
外壁・窓に面し、日射や外気温の影響を直接受ける外周部(外壁から概ね3〜6m)はペリメータゾーンです。インテリアゾーンは、その内側にあって外気の影響を受けにくく、照明・人体・OA機器などの内部発熱が中心の領域なんですね。負荷の性質が違うため、別系統で空調するのが基本です。
誤りの核心は、ペリメータゾーンの説明をインテリアゾーンのものとした点で、用語が入れ替わっています。英語の意味(perimeter=外周/interior=内部)から判断すれば、取り違えに気づけます。
外壁から3〜6mで、外気や日射の熱的影響を受ける領域を何という?
ペリメータゾーンです。その内側で外気の影響を受けにくい領域がインテリアゾーンで、両者は別系統で空調するのが基本です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢1(これが誤っている記述)
外壁・窓からの日射や外気の熱的影響を受ける、建物の外周部(外壁から概ね3〜6m)をペリメータゾーンといいます。
選択肢1はこの説明を「インテリアゾーン」のものとしていますが、インテリアゾーンは外壁の影響を受けにくい内部側の領域です。用語がペリメータと入れ替わっているため、これが誤りなんです。