令和7年度 二級建築士 学科I(建築計画)No.19は、漏電遮断器・成績係数・ミキシングバルブ・設備ユニットなど、建築設備の用語に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 漏電遮断器は、漏電電流が許容値を超えると電路を遮断し、漏電による火災や感電を防止します。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 吸込み型トロッファは、空調の吸込み口と照明器具を一体化した器具です。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 成績係数(COP)は熱量 ÷ 投入エネルギー。記述の「エネルギー ÷ 熱量」は分子分母が逆です。 |
| 4 | ○(適当) | ミキシングバルブは、湯と水を一つのハンドル操作で混合し、開閉と温度調節ができる器具です。適当な記述です。 |
| 5 | ○(適当) | 設備ユニットは、衛生器具・配管に床・壁・天井・建具等を組み合わせ、一部を工場で製作したものです。適当な記述です。 |
選択肢3は、成績係数を「外部から与えたエネルギー量 ÷ 冷房・加熱する熱量」とした点が誤りで、正しくは熱量 ÷ 投入エネルギーです。
引っかけの核心は、成績係数(COP)の分子と分母を正しく押さえているかです。効率を表す指標は「得られた成果 ÷ 投入した労力」が基本形なんですね。
COPは「得られた熱量(冷房能力・暖房能力)÷ 投入したエネルギー(消費電力等)」。少ない電力で多くの熱を運べるほど値が大きく、高効率です。たとえばCOP4なら、1の電力で4の熱を得られる意味です。選択肢3は分子と分母を逆にしていて、効率の意味が反対になってしまうわけです。
ザックリ言えば、COP=もらえた熱 ÷ 使った電気(大きいほど良い)ということです。効率指標は成果が分子、と覚えれば取り違えません。
成績係数(COP)は「熱量÷エネルギー」と「エネルギー÷熱量」のどちら?
熱量÷投入エネルギーです。得られた熱が分子で、値が大きいほど高効率を表します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
成績係数(COP)は、ヒートポンプ等の効率を表す指標で、得られた冷房・加熱の熱量 ÷ 投入したエネルギー量で求めます。値が大きいほど高効率です。
選択肢3は「エネルギー量 ÷ 熱量」と分子と分母を逆に説明しているため、誤りなんです。少ない電力で多くの熱を得るほどCOPは大きくなる、と考えれば向きが分かります。