建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 施工 No.24を解説、工事原価に現場管理費を含むを見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.24は、建築積算に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 直接工事費に含むもの
  2. 共通仮設費の内容
  3. 工事原価の構成
  4. 一般管理費等の内容
  5. 消費税等相当額の算定

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

工事費は積み上げの構造になっています。直接工事費と共通仮設費を合わせたものが「純工事費」で、それに現場管理費を加えたものが工事原価です。

選択肢3は工事原価を「直接工事費と共通仮設費を合わせたもの」としていますが、これは純工事費どまりで現場管理費が抜けています。だから誤りなんです。工事原価=純工事費+現場管理費と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 直接工事費に材料費・直接仮設費・労務費等と専門工事業者の経費を含むのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 共通仮設費を各工事種目に共通の仮設費用とするのは適切です。正しい記述です。
3 ×(誤り) 工事原価は純工事費に現場管理費を加えたもの。共通仮設費までで止めるのは誤りです。
4 ○(正しい) 一般管理費等を受注者の継続運営に必要な費用(一般管理費+付加利益等)とするのは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 消費税等相当額を工事価格に税率を乗じて算定するのは適切です。正しい記述です。

選択肢3の「工事原価は直接工事費と共通仮設費を合わせたもの」という記述が誤りで、工事原価はこれに現場管理費を加えたものです。

選択肢3のポイント

選択肢3は、工事原価を「直接工事費と共通仮設費を合わせたもの」としていますが、ここが誤りです。工事原価には現場管理費も含みます。

工事費は下から積み上がる構造ですね。直接工事費+共通仮設費=「純工事費」、純工事費+現場管理費=「工事原価」、工事原価+一般管理費等=「工事価格」、工事価格+消費税相当額=「工事費(見積総額)」です。選択肢3は純工事費(直接工事費+共通仮設費)の段階を工事原価と言ってしまい、現場管理費が1段抜けています。

誤りの核心は、工事原価から現場管理費を抜いた(純工事費どまり)点です。ザックリ言えば、「工事原価は純工事費に現場管理費を足した段階」ということです。工事原価=純工事費+現場管理費と押さえましょう。

覚え方

  • 積み上げ順:直接工事費+共通仮設費=純工事費/純工事費+現場管理費=工事原価
  • 工事原価+一般管理費等=工事価格/工事価格+消費税相当額=工事費
  • 直接工事費は材料費・直接仮設費・労務費+専門工事業者の経費
  • 一般管理費等は受注者の継続運営費(一般管理費+付加利益等)
Q.

工事原価は、何と何を合わせたもの?

純工事費(直接工事費+共通仮設費)に現場管理費を加えたものです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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