建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 施工 No.24を解説、直接仮設は直接工事費に含むを見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.24は、建築積算に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 工事種別ごとの積算
  2. 共通仮設費・現場管理費の新営/改修の区分
  3. 現場環境改善費の算定方法
  4. 直接工事費に直接仮設の費用が含まれるか
  5. 発生材処分費を含めて発注する場合の現場管理費

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

墨出し・やり方・足場など、その工事に直接必要な仮設を「直接仮設」といい、直接仮設の費用は直接工事費に含まれます。一方、現場事務所や仮囲いなど工事全体に共通する仮設は「共通仮設費」として別に計上します。

選択肢4は「直接仮設の費用は含まれない」としているので、ここが誤りなんです。直接仮設=直接工事費、共通仮設=共通仮設費と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 工事費の積算を、建築・電気設備・機械設備・昇降機設備等の工事種別ごとに行うのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 共通仮設費・現場管理費を、新営工事と改修工事に区分して算定するのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 現場環境改善費を共通仮設費率に含めず、積み上げで算定するのは適切です。正しい記述です。
4 ×(誤り) 直接仮設の費用は直接工事費に含まれます。「含まれない」は誤りです。
5 ○(正しい) 処分費を含めて発注する場合、その費用の現場管理費は算定しないのは適切です。正しい記述です。

選択肢4の「直接工事費に直接仮設の費用は含まれない」という記述が誤りで、直接仮設の費用は直接工事費に含まれます

選択肢4のポイント

選択肢4は「直接工事費には、直接仮設の費用は含まれない」としています。直接仮設と共通仮設の区分が逆なんです。

仮設工事は完成後に残らない一時的な設備ですが、目的によって区分が分かれます。直接仮設は、墨出し・やり方・足場・養生など、それぞれの工事を直接行うために必要なもので、各工事に直結するので直接工事費に含めます。

一方、共通仮設は、現場事務所・仮囲い・工事用の電気や水道など、工事全体に共通して必要なものです。こちらは特定の工事に紐づかないので、共通仮設費として別に計上します。ザックリ言えば、「直接仮設は直接工事費の中身」ということです。直接仮設=直接工事費、共通仮設=共通仮設費と押さえましょう。

覚え方

  • 直接仮設(墨出し・やり方・足場・養生)=直接工事費に含む
  • 共通仮設(現場事務所・仮囲い・工事用電気水道)=共通仮設費に計上
  • 共通仮設費・現場管理費は新営工事と改修工事で区分して算定
  • 現場環境改善費は共通仮設費率に含めず、積み上げで算定
Q.

墨出しや足場などの直接仮設の費用は、直接工事費に含まれる?

含まれます。各工事に直結する直接仮設は直接工事費、工事全体に共通する共通仮設は共通仮設費として区別します。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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