令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.11は、コンクリート工事に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 基礎のレディーミクストコンクリートのスランプを15cmとするのは適切です。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 空気量の許容差は±1.5%なので、−1.3%は許容範囲内です。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | スラブの鉛直打継ぎ位置を、スパンの端から1/4付近とするのは適切です。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 打込み後24時間経過後、振動を与えないよう注意して墨出しを行うのは適切です。正しい記述です。 |
| 5 | ×(誤り) | 高炉セメントB種の湿潤養生期間は7日以上です。5日間は不足で誤りです。 |
選択肢5の「高炉セメントB種の湿潤養生期間を5日間とした」という記述が誤りで、混合セメントの湿潤養生は7日以上必要です。
選択肢5は、高炉セメントB種を用いたコンクリートの湿潤養生期間を「5日間」としていますが、ここが不足で誤りです。高炉B種などの混合セメントは7日以上必要です。
湿潤養生は、コンクリートを乾燥させずに水和反応を進め強度を確保する作業ですね。普通ポルトランドセメントは比較的早く強度が出るので5日以上、早強ポルトランドセメントはさらに早く3日以上で足ります。一方、高炉セメントB種などの混合セメントは初期の強度発現がゆっくりなので7日以上と長めに養生します。高炉B種で5日は短すぎます。
誤りの核心は、強度発現がゆっくりな混合セメントの養生を5日間(7日未満)とした点です。ザックリ言えば、「強度がゆっくり出るセメントほど長く湿らせておく」ということです。高炉B種の湿潤養生は7日以上と押さえましょう。
高炉セメントB種を用いたコンクリートの湿潤養生期間は、何日以上必要?
7日以上です。混合セメントは初期強度の発現がゆっくりなため、普通ポルトランド(5日以上)より長く養生します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
湿潤養生の期間は、普通ポルトランドセメントで5日以上ですが、高炉セメントB種などの混合セメントは7日以上とします。混合セメントは初期の強度発現がゆっくりなので、長めに湿潤養生する必要があるからです。
選択肢5は5日間としているので、ここが誤りなんです。高炉B種の湿潤養生は7日以上と押さえましょう。