建築士試験 解説ノート

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一級建築士 環境・設備の勉強法|計算と暗記の両方を攻略する

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環境・設備は、計算も暗記もあってつかみどころがない。

そう感じる受験生は多いです。環境工学の計算と建築設備の暗記、性格の違う2つを同時に積む必要がある科目だからです。

この記事では、環境・設備(学科II)を計算と暗記の両面から効率よく攻略する勉強法を整理します。

まずは科目の中身を2つに分けて見ていきます。

環境・設備はどんな2つの分野に分かれるのか

学科IIは、大きく「環境工学」と「建築設備」の2分野で構成されます。

それぞれの中身はこう分かれます。

  • 環境工学:日照・採光、熱、湿気・結露、音、色。物理現象を扱い、計算問題が出やすい分野です。
  • 建築設備:空調、給排水衛生、電気、照明、防災、省エネ。用語と数値、設備の仕組みを問う暗記中心の分野です。

環境工学は理屈で、建築設備は知識で解きます。求められる勉強のしかたが分野ごとに違うので、まず自分がどちらでつまずいているかを分けて考えると進めやすいです。

環境工学は計算で理解、建築設備は暗記で反復

環境工学は身近な現象と結びつけて理屈で押さえます。建築設備は過去問で用語と数値を繰り返し覚えます。2分野で勉強の型を切り替えるのが、この科目のコツです。

計算問題は電卓なしでどこまで出るのか

学科試験は電卓の持ち込みが不可です。

だから計算問題も、手計算や暗算で解ける範囲に収まります。桁の大きい複雑な計算は出ない形なので、公式を覚えて手を動かす練習を積めば対応できます。

頻出の計算テーマは、次のあたりです。公式と解き方の型をセットで覚えます。

分野頻出の計算テーマ押さえる型
採光採光補正係数・必要採光面積用途別の割合と算定式
照明照度・光束・輝度の関係距離の逆2乗と単位の対応
熱貫流率・熱抵抗抵抗の合計と逆数の関係
湿気結露・露点・相対湿度飽和と実際の水蒸気量の比
音の強さ・透過損失デシベルの足し引きの規則

どれも公式は1つか2つで済みます。数字を入れて答えを出す練習を10問ほど回すと、本番でも手が動くようになります。

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建築設備の暗記はどう回すのが効率的か

建築設備は、用語と数値の暗記が中心です。

ここは理屈で減らすより、過去問を軸に反復するのが速いです。同じ論点が形を変えて繰り返し出るので、問題を解きながら覚えるほうが記憶に残ります。

暗記を回すときの手順は、この形が効率的です。

  • 過去問を分野ごと(空調・給排水・電気など)にまとめて解く。
  • 間違えた選択肢の数値と用語だけを抜き出してメモにする。
  • そのメモをスキマ時間に何度も見て、記憶を上塗りする。
  • 数日おきに同じ範囲を解き直し、定着を確認する。

設備は範囲が広いぶん、深追いより「頻出を確実に」が効きます。テキストを最初から読み込むより、過去問で問われた箇所を先に固めるほうが得点につながります。

環境工学は暗記だけで乗り切れるのか

環境工学は、丸暗記より理解のほうが定着します。

現象を身近なイメージと結びつけると、公式の意味がつかめて忘れにくくなります。

  • 結露:冬の窓ガラスに水滴がつく現象。暖かい空気が冷たい面で露点を下回ると水になる、と映像で覚えます。
  • 日照・採光:太陽の高度が季節で変わり、窓から入る光の量が変わる。南面と北面の違いを体感で結びつけます。
  • :距離が離れると音が小さくなる、重い壁ほど音を通しにくい。日常の感覚と一致させます。

理屈でつながると、少し形を変えた選択肢が出ても対応できます。暗記の量そのものを減らせるので、環境工学は理解優先で進めるのがおすすめです。

満点をねらうべきか、頻出で固めるべきか

環境・設備は範囲が広く、深いところまで追うと時間がかかります。

狙いは満点でなく、頻出論点で確実に得点することです。過去問で繰り返し出るテーマに時間を寄せ、めったに出ない細かい知識は後回しにします。

頻出の計算と設備暗記を固めれば合格ラインに届く

採光・熱・結露・音などの定番計算と、空調・給排水・省エネの頻出設備。この2つを過去問で固めれば、環境・設備は安定して点が取れる科目になります。

選択肢のどこが引っかけになっているかは、当サイトの環境・設備の過去問解説で1問ずつ確認できます。計算の解き方と、暗記のどこが問われたかを合わせて見ると、勉強の的が絞れます。

よくある質問

Q.

環境・設備は計算が苦手でも合格できますか。

できます。計算は公式が1つか2つで済む頻出テーマに絞れば、暗算の範囲で十分に対応できます。苦手なら設備の暗記で得点を厚くして補う手もあります。

Q.

電卓は試験に持ち込めますか。

学科試験は電卓の持ち込みが不可です。そのぶん計算は手計算で解ける範囲に収まるので、公式を覚えて手を動かす練習で対応します。

Q.

環境工学と建築設備、どちらから始めるとよいですか。

順番は好みで構いません。理屈が好きなら環境工学から、暗記で先に得点源を作りたいなら建築設備からが進めやすいです。両分野を並行しても構いません。

まとめ:計算と暗記を分けて攻めるのが近道

環境・設備は、環境工学の計算と建築設備の暗記という性格の違う2つを両輪で進める科目です。

計算は頻出テーマの公式と型を覚えて手を動かし、設備は過去問で用語と数値を反復する。環境工学は身近な現象と結びつけて理解で覚える。この3本立てで頻出を固めれば、安定して点が取れます。

計算の解き方を動画で手順から追い、暗記はスキマ時間で回したい人は、スタディングをまず無料で試してみると相性が分かります。

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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の対策を整理しています。運営者情報