建築士試験 解説ノート

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図と地(ゲシュタルト)とは|図と地の取り違えと一級建築士 計画での問われ方

図と地とは、ものを見るとき、形として浮き出る部分(図)と、その背景(地)に分けて知覚する、ゲシュタルト心理学の考え方です。

注意を向けて見ている対象が「図」、後ろに退いて見える背景が「地」です。

背景(地)の中から対象(図)を浮き立たせて見る働きを、図地分化といいます。

試験では、この図と地の役割を入れ替える引っかけが出ます。

図と地の違い

同じ絵でも、どこを「図」と見るかで、何が見えるかが変わります。

用語 意味
(figure) 形として浮き出て見える、注意を向けている部分
(ground) 後ろに退いて見える、背景となる部分

「形=図、背景=地」と押さえます。ここを逆にすると意味が通らなくなります。

図=形として 前に出る部分 地=背景として 後ろに退く部分 試験:図と地を入れ替えると誤り(形が図・背景が地)

ルビンの壺と図地反転

図と地は、見方しだいで入れ替わることがあります。

代表例が、デンマークの心理学者エドガー・ルビンが考えた「ルビンの壺」です。

中央を図と見れば壺に見え、外側を図と見れば向かい合う2つの横顔に見えます。

このように、図と地が入れ替わって2通りに見える図形を、図地反転(反転図形)といいます。

試験ではどう問われるか

一級建築士 計画では、造形に対する人間の知覚として出ます。問題文は建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

年度・No. 問われ方/引っかけ
一級 平成30年 No.8 形が認められる部分を「地」・その背景を「図」とした=誤り(正しくは形が「図」・背景が「地」。図と地の入れ替え)

まちがえやすいポイント

覚えるのはひとつだけです。形として浮き出るほうが「図」、背景が「地」です。

出題は、この2つを入れ替えてきます。「形を地、背景を図」と書いてあれば、図と地が逆で誤りです。

覚え方

  • 図と地=図(形として浮き出る・注目)/地(背景)。「形=図」で固定。
  • 図地分化=背景(地)から対象(図)を浮き立たせて見る働き。
  • ルビンの壺=図と地が入れ替わって2通りに見える図地反転の例。

理解度チェック

Q.

ゲシュタルト心理学で、形として浮き出て見える部分はどちら?

「図」です。背景となる部分が「地」です。形=図、背景=地と覚えます。

Q.

ルビンの壺は何の例?

図と地が入れ替わって2通りに見える図地反転(反転図形)の例です。壺にも、向かい合う2つの横顔にも見えます。

Q.

「形や存在が認められる部分を地、その背景を図という」は正しい?

誤りです。図と地が逆です。形が「図」、背景が「地」です。試験ではこの入れ替えが狙われます。

まとめ

図と地は、形として浮き出る部分(図)と背景(地)に分けて見る、ゲシュタルト心理学の考え方です。ルビンの壺のように、図と地は見方しだいで入れ替わります。試験では、図と地を逆にした記述に注意します。

出典・参考

  • 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」平成30年。図と地の内容は問題本文に基づく。
  • ゲシュタルト心理学における「図と地」(エドガー・ルビン)。図=形として浮き出る部分、地=背景。ルビンの壺は図地反転図形の代表例。
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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