建築士試験 解説ノート

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最低居住面積水準と誘導居住面積水準の違い|単身25㎡・40㎡・55㎡(一級建築士 計画)

居住面積水準とは、住生活基本計画で示された、世帯人数に応じた住宅の広さの目安です。最低居住面積水準と誘導居住面積水準の2つがあります。

違いは、目指す水準です。最低居住面積水準は健康で文化的な住生活に最低限必要な広さ、誘導居住面積水準はより豊かな住生活の目安です。

誘導には、都市居住型(共同住宅向け)と一般型(戸建向け)の2種類があります。試験では、最低と誘導の取り違えと、単身の数値が狙われます。

最低と誘導はどう違うのか

水準 単身 2人以上の世帯
最低居住面積水準 25m² 10m² × 世帯人数 + 10m²
誘導(都市居住型) 40m² 20m² × 世帯人数 + 15m²
誘導(一般型) 55m² 25m² × 世帯人数 + 25m²

最低は健康で文化的な暮らしの土台、誘導はゆとりある暮らしの目安です。誘導の都市居住型は共同住宅を、一般型は戸建てを想定しています。

具体的な広さ

最低居住面積水準で計算すると、2人世帯は30m²、3人世帯は40m²、4人世帯は50m²です(10m²×人数+10m²)。単身は25m²です。

誘導は単身で都市居住型40m²・一般型55m²と、最低よりかなり広くなります。なお、幼い子どもは世帯人数を一定の割合で換算する補正があります。

試験ではどう問われるか

一級建築士 計画では、住宅政策・住生活のテーマで問われます。引っかけは「最低と誘導の数値の取り違え」「単身25m²を別の値にする」「都市居住型と一般型の取り違え」です。

まちがえやすいポイント

単身の数値がいちばん狙われます。最低は単身25m²、誘導は都市居住型40m²・一般型55m²です。

「最低居住面積水準は単身40m²」のように、誘導の数値を最低にあてれば誤りです。都市居住型は共同住宅、一般型は戸建てを想定する点も押さえます。

理解度チェック

Q.

最低居住面積水準の単身者の広さは?

25m²です。2人以上の世帯は「10m²×世帯人数+10m²」で、2人30m²・3人40m²・4人50m²になります。

Q.

誘導居住面積水準の2つの型は?

都市居住型(共同住宅向け・単身40m²)と一般型(戸建向け・単身55m²)です。最低よりゆとりある住生活の目安として示されています。

まとめ

居住面積水準は、最低が健康で文化的な住生活の最低限(単身25m²)、誘導がより豊かな住生活の目安(都市居住型40m²・一般型55m²)という違いです。最低の2人以上は10m²×人数+10m²で計算する、と押さえます。

出典・参考

  • 国土交通省「住生活基本計画(全国計画)」(令和3年3月閣議決定)における最低居住面積水準・誘導居住面積水準。最低=単身25m²/2人以上は10m²×世帯人数+10m²。誘導=都市居住型(単身40m²/20m²×人数+15m²)・一般型(単身55m²/25m²×人数+25m²)。
  • ※居住面積水準は次期計画で見直し・撤廃が議論されています。最新の閣議決定の内容を確認してください(本ページの確認日時点では令和3年計画の数値)。
  • 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」。出題内容は公式問題に基づく。
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を出題傾向から整理しています。運営者情報

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