建築士試験 解説ノート

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ユニットケアとは|個室と共同生活室で行う少人数のケア

ユニットケアとは、入居者を少人数のユニットに分け、個室と共同生活室で、なじみの関係のもと個別にケアする方式です。

特別養護老人ホームなどで採用される、生活単位を小さくした高齢者ケアの考え方です。

試験では、個室と共同生活室の構成と、共同生活室の扱いが問われます。

ユニットケアとは何か

入居者を少人数のグループ(ユニット)に分け、それぞれに個室と、近接した共同生活室(リビング)を設けます。

大部屋で大人数をまとめてみる集団的なケアではなく、なじみの少人数の中で、一人ひとりの暮らしに合わせた個別ケアを行います。

住まいに近い環境で、自分らしい生活を続けられるようにすることがねらいです。

共同生活室の扱い

共同生活室は、そのユニットの入居者が交流し、共同で日常生活を営むための場です。各ユニットに、個室と一体的に設けます。

注意したいのは、共同生活室はそのユニットに属するという点です。隣のユニットと共用にして一体的に使う計画は、少人数で生活するというユニットケアの趣旨に反します。

高齢者施設の計画は、地域で暮らしを支える仕組みの中に位置づけて考えます。

試験ではどう問われるか

一級建築士 計画では、高齢者施設の計画として出ます。問題文は建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

年度・No. 問われ方/引っかけ
一級 令和3年 No.16 個室ユニットケア型特養で「隣接ユニットの共同生活室を共用とし2ユニット一体利用」とした=誤り(共同生活室は各ユニットに属し、少人数で生活する趣旨に反する)
一級 令和3年 No.16(同問) 個室内にトイレを設けない場合、個室からトイレへの動線を短くする配慮(正しい記述)

まちがえやすいポイント

共同生活室の扱いが狙われます。共同生活室は、そのユニットに属するのが基本です。隣のユニットと共用・一体化する計画は、少人数で生活するユニットケアの趣旨に反します。

ユニットケアは、大部屋でまとめてみる集団的なケアではありません。個室と共同生活室で、なじみの少人数の個別ケアを行う方式です。

覚え方

  • ユニットケア=少人数のユニット(個室+共同生活室)でなじみの個別ケア
  • 共同生活室は各ユニットに属する。隣のユニットと共用・一体化はしない。
  • 大部屋の集団的ケアとの対比で押さえる。

理解度チェック

Q.

2つのユニットの共同生活室を共用にして、一体的に使えるようにするのは適切?

適切ではありません。共同生活室は各ユニットに属するのが基本で、共用・一体化は少人数で生活するユニットケアの趣旨に反します。

Q.

ユニットケアは、大部屋で大人数をまとめてケアする方式?

違います。少人数のユニットに分け、個室と共同生活室で、なじみの関係のもと個別にケアする方式です。

Q.

ユニットケアで、各ユニットに設けるのは個室と何か?

共同生活室(リビング)です。そのユニットの入居者が交流し、共同で日常生活を営む場です。

まとめ

ユニットケアは、少人数のユニット(個室+共同生活室)で、なじみの関係のもと個別にケアする方式です。試験では、共同生活室は各ユニットに属する(共用・一体化しない)点に注意します。

出典・参考

  • 厚生労働省「ユニット型特別養護老人ホーム/ユニットケア」(個室と共同生活室による少人数の生活単位/共同生活室は各ユニットに属する)
  • 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」令和3年ほか。各記述・引っかけは問題本文に基づく。
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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