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平成30年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.10は、各地の都市再生・まちづくりの事例に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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有名なまちづくりの取組と、その場所や手法が正しく結びついているかが問われます。黒壁スクエア、富山市のLRT、横浜のクリエイティブシティ、環状第二号線の立体道路制度が並びます。
引っかけの核心は選択肢1です。取組の中身は正しくても、場所が取り違えられています。「黒壁スクエア」は滋賀県長浜市の事例で、長野県小布施町の取組ではありません。
残りの3つは、富山のコンパクトシティ、横浜の文化芸術拠点づくり、虎ノ門地区の立体道路制度と、いずれも事例と内容が正しく対応しています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 「黒壁スクエア」を長野県小布施町の事例とする点が誤りで、黒壁スクエアは滋賀県長浜市の取組です。 |
| 2 | ○(正しい) | 富山市はLRTを導入し、公共交通の活性化や沿線居住の促進で持続可能なコンパクトシティをめざしています。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 横浜市は「クリエイティブシティ・ヨコハマ」を掲げ、歴史的建造物や高架下などを活用した文化芸術拠点づくりを進めています。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 環状第二号線の新橋・虎ノ門地区では立体道路制度を活用し、道路と建築物を一体的に整備しています。正しい記述です。 |
選択肢1は、黒壁スクエアを長野県小布施町の事例とする点が誤りで、正しくは滋賀県長浜市の取組です。
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黒壁スクエアは、滋賀県長浜市の中心市街地で行われたまちづくりです。取り壊しの危機にあった黒漆喰の旧銀行建築を保存・改装し、これを核にガラス文化の店舗や工房を集めて観光のにぎわいを生みました。
一方、長野県小布施町は別の事例で知られます。北斎館を核に、栗菓子の老舗や町並み修景を組み合わせた観光まちづくりが代表例です。黒壁スクエア=滋賀県長浜市であり、小布施町の取組ではありません。
ザックリ言えば、選択肢1は長浜市の取組を小布施町に付け替えています。取組の説明そのものは黒壁スクエアに合っているので、場所だけがすり替わっている点に気づけるかが分かれ目です。
例えば、内容が正しそうに読めても、地名と事例の組み合わせを一つずつ確かめると、このタイプの誤りは見抜けます。
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黒漆喰の旧銀行建築を再生した「黒壁スクエア」は、どの都市の事例?
滋賀県長浜市です。ガラス文化を核にした中心市街地のまちづくりで、長野県小布施町とは別の事例です。
公共交通を軸にしたコンパクトシティとしてLRTを導入した都市は?
富山市です。LRTで公共交通を活性化し、沿線への居住を促して中心市街地の活性化を図っています。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月