建築士試験 解説ノート

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令和元年度 一級建築士 計画 No.2を解説、春日大社本殿の様式(権現造との取り違え)を見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.2は、伊勢神宮内宮正殿・出雲大社本殿・賀茂別雷神社本殿・春日大社本殿など、神社建築の様式に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

神社建築は、社殿の様式名とその特徴を一致させられるかが問われます。社殿ごとに屋根の形や入口の向きが決まっています。

引っかけの核心は春日大社本殿です。本殿と拝殿を石の間でつなぐのは権現造で、春日大社本殿は春日造です。様式名が取り違えられています。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 伊勢神宮内宮正殿は、すべて掘立て柱で2本の棟持柱をもつ神明造の例です。適当な記述です。
2 ○(適当) 出雲大社本殿は、桁行2間・梁間2間で正面の片方の柱間を入口とする、左右非対称の大社造の例です。適当な記述です。
3 ○(適当) 賀茂別雷神社本殿は、切妻造・平入りで前面の屋根を延長して向拝を設けた、流造の例です。適当な記述です。
4 ×(不適当) 本殿と拝殿を石の間でつなぐのは権現造です。春日大社本殿は春日造で、様式名が取り違えられています。

選択肢4は、春日大社本殿を権現造とする点が誤りで、春日大社本殿は春日造です。石の間で本殿と拝殿をつなぐ権現造の例は日光東照宮などです。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

春日造は、切妻造・妻入りの小規模な社殿で、正面に向拝(ひさし)をもつ形式です。春日大社本殿はその代表例です。

これに対して、選択肢4の「本殿と拝殿を石の間でつないだ」形式は、権現造の特徴です。本殿と拝殿を相の間(石の間)でつなぐH字型の社殿で、日光東照宮が代表例です。

ザックリ言えば、石の間でつなぐ=権現造(日光東照宮)/春日大社本殿=春日造です。石の間という言葉が出たら権現造、と紐づけると取り違えに気づけます。

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覚え方

  • 春日大社本殿=春日造/本殿と拝殿を石の間でつなぐのは権現造(日光東照宮)
  • 伊勢神宮内宮正殿=神明造(掘立て柱・棟持柱2本・平入り)
  • 出雲大社本殿=大社造(妻入り・左右非対称)
  • 賀茂別雷神社(上賀茂神社)本殿=流造(前面の屋根を長く延ばす)

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理解度チェック

Q.

本殿と拝殿を石の間でつないだ社殿の様式を何という?

権現造です。日光東照宮が代表例です。春日大社本殿は春日造で、別の様式です。

Q.

掘立て柱と2本の棟持柱をもつ伊勢神宮内宮正殿の様式は?

神明造です。平入りの切妻屋根で、棟を支える独立した棟持柱が特徴です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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