建築士試験 解説ノート

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令和4年度 一級建築士 計画 No.15を解説、小学校・中学校の計画に関する誤りを見抜くポイント

令和4年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.15は、公立小学校・中学校の計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 教師コーナーと普通教室の配置
  2. 特別支援学級(聴覚過敏への配慮)
  3. オープンプラン教室と音環境への配慮
  4. 教科教室型の運営方式

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

教科教室型は、国語・数学などすべての教科を、それぞれの専用の教科教室で行い、生徒が時間ごとに教室を移動する運営方式です。選択肢4の「普通教科はクラスルームで行い、実験・実習は特別教室で行う」というのは特別教室型の説明なので、方式の名前と中身が食い違っていて誤りなんですね。

教師コーナー・特別支援学級・オープンプラン教室の記述は、いずれも正しい。教科教室型=全教科が専用教室・生徒が移動と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 児童の見守りやすさを重視し、教師コーナーを取り囲むように普通教室を配置した。適当です。
2 ○(適当) 特別支援学級で、聴覚に過敏性をもつ児童に対応するため遮音性の高い小規模空間を設けた。適当です。
3 ○(適当) オープンプラン教室で、隣接する教室相互の間に準備室を設け音の伝搬を抑制した。適当です。
4 ×(不適当) 「普通教科はクラスルーム・実習は特別教室」は特別教室型の説明。教科教室型ではないので誤り。

選択肢4は、「普通教科はクラスルームで行い、実験・実習は特別教室で行う」方式を教科教室型とする点が誤りで、これは特別教室型の説明です。

選択肢4のポイント

選択肢4は、中学校の運営方式である教科教室型についての記述です。方式の名前と中身が一致しているかが論点です。

学校の教室運営には、主に次の方式があります。総合教室型はほぼすべての学習を学級の教室で行う方式(低学年向き)、特別教室型は普通教科は学級のクラスルームで行い、実験・実習などは専用の特別教室で行う方式です。これに対して教科教室型は、すべての教科をそれぞれ専用の教科教室で行い、生徒が時間割ごとに教室を移動する方式で、教室の稼働率を高められるのが特徴です。

選択肢4の「普通教科はクラスルームで行い、実験や実習は特別教室で行う」というのは、まさに特別教室型の説明です。方式の名前は教科教室型なのに、説明が特別教室型になっているので誤りですね。

ザックリ言えば、教科教室型=全教科が専用教室で生徒が移動・特別教室型=普通教科は学級教室ということです。運営方式の名前と説明が入れ替わっていないかを確かめましょう。

覚え方

  • 教科教室型=全教科を専用の教科教室で行い生徒が移動(稼働率が高い)
  • 特別教室型=普通教科は学級のクラスルーム・実験実習だけ特別教室
  • 総合教室型=ほぼすべての学習を学級の教室で行う(低学年向き)
  • 運営方式の名前と説明の入れ替わりに注意
Q.

普通教科はクラスルーム・実習は特別教室で行うのが教科教室型?

違います。それは特別教室型です。教科教室型は、全教科を専用の教科教室で行い、生徒が教室を移動する方式です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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