建築士試験 解説ノート

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令和7年度 一級建築士 計画 No.8を解説、駐車場の車路幅員に関する誤りを見抜くポイント

令和7年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.8は、共用階段・車椅子使用者用客室・駐車場の車路・カウンターなど、各部の寸法に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 共用階段の頭上有効高さ
  2. 車椅子使用者用客室の浴室寸法
  3. 路外駐車場の車路の幅員
  4. 受付カウンターの高さ(ロー/ハイ)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

路外駐車場の車路の幅員は、駐車場法施行令で一方通行は3.5m以上、対面通行(2方向)は5.5m以上と定められています。安全にすれ違い・通行できる幅を確保するための基準なんですね。

選択肢3は、一方通行の車路を幅3mとしており、基準の3.5m以上を下回るため不適当です。対面通行を6m(5.5m以上を満たす)とした部分は問題ありませんが、一方通行3mが基準割れなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 共用階段の段裏から段鼻までの頭上空間(有効高さ)を2mとするのは、安全な通行を確保する寸法として妥当です。適当な記述です。
2 ○(適当) 車椅子使用者用客室の浴室で、浴槽深さ500mm、移乗台・エプロン高さ450mmは、移乗しやすい寸法として妥当です。適当な記述です。
3 ×(不適当) 路外駐車場の車路は一方通行で3.5m以上必要です。一方通行を3mとした記述は基準を下回り、不適当です。
4 ○(適当) 受付カウンターで、ローカウンター700mm・ハイカウンター1,000mmは、車椅子使用者と立位者の双方に配慮した寸法として妥当です。適当な記述です。

選択肢3の「一方通行の車路を幅3m」という記述が誤りで、路外駐車場の一方通行の車路は3.5m以上が必要です。

選択肢3のポイント

選択肢3は、路外駐車場の車路幅員に関する記述です。車路の幅員は、駐車場法施行令で一方通行で3.5m以上、対面通行(2方向通行)で5.5m以上が必要とされています。

選択肢3は、普通自動車用の一方通行の車路を幅3mとしており、基準の3.5m以上を満たしません。対面通行6mは基準(5.5m以上)を満たしますが、一方通行3mが基準割れのため不適当です。

基準の3.5mより0.5mだけ小さく設定した引っ掛けで、この差は見落としやすいところです。ザックリ言えば、車路は一方通行3.5m・対面通行5.5m。この2つの数値はそのまま覚えてしまいましょう。

覚え方

  • 駐車場の車路=一方通行3.5m以上/対面通行5.5m以上(3m・5mは基準割れ)
  • 共用階段の頭上有効高さ=2m
  • 車椅子使用者用客室の移乗台・エプロン=450mm/カウンター=ロー700mm・ハイ1,000mm
Q.

路外駐車場の一方通行の車路は、最低何m必要?

3.5m以上です(対面通行は5.5m以上)。一方通行を3mとすると基準を下回るため不適当になります。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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