建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 計画
  4. 令和7年
  5. > No.19 建築積算

令和7年度 一級建築士 計画 No.19を解説、直接仮設と専用仮設の取り違えを見抜くポイント

令和7年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.19は、仮設の区分・木躯体・コンクリート躯体の数量積算に関する問題です(建築数量積算基準・同解説に照らす)。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 直接仮設の定義
  2. 仮設のうち災害防止(安全設備)
  3. 木躯体(軸組構法)の数量積算
  4. コンクリート躯体の計測ルール

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

建築数量積算基準では、仮設を「共通仮設」「直接仮設」「専用仮設」に区分します。このうち直接仮設は、工事種目において各工事科目に共通して使用する仮設(墨出し・足場・養生など)をいいます。

一方、工事科目ごとに単独に使用する仮設(土工事の山留・水替えなど)は専用仮設です。選択肢1は「直接仮設は、工事種目ごとの工事科目で単独に使用する仮設をいう」としており、これは専用仮設の説明です。直接仮設と専用仮設の定義を取り違えているため不適当なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(不適当) 直接仮設は各工事科目に共通して使う仮設です。工事科目で単独に使う仮設は専用仮設で、定義の取り違えのため不適当です。
2 ○(適当) 災害防止は、関係者・第三者の災害防止のための垂直養生・安全ネット・養生手すり等の安全設備をいいます。適当な記述です。
3 ○(適当) 木躯体(軸組構法)は軸組・床組・小屋組等に区分し、接合金物・防腐防蟻処理等を含むものとします。適当な記述です。
4 ○(適当) コンクリート躯体は基礎・柱・梁等に区分し、「さきの部分」に「あとの部分」が接続するものとして計測・計算します。適当な記述です。

選択肢1の「直接仮設は、工事種目ごとの工事科目で単独に使用する仮設をいう」という記述が誤りで、これは専用仮設の説明です。直接仮設は各工事科目に共通して使用する仮設です。

選択肢1のポイント

選択肢1は、直接仮設の定義に関する記述です。建築数量積算基準では仮設を「共通仮設」「直接仮設」「専用仮設」に区分し、直接仮設は工事種目において各工事科目に共通して使用する仮設(墨出し・足場・養生など)をいいます。

一方、工事科目ごとに単独で使用する仮設(土工事の山留・水替えなど)は専用仮設です。選択肢1は「直接仮設は工事科目で単独に使用する仮設」としており、これは専用仮設の説明。直接仮設と専用仮設の定義を取り違えた点が誤りです。

ザックリ言えば、直接仮設=科目に共通/専用仮設=科目で単独ということです。「単独に使用」というキーワードが出たら専用仮設、と結びつけましょう。

覚え方

  • 直接仮設=各工事科目に共通して使う仮設/専用仮設=工事科目ごとに単独で使う仮設
  • 災害防止=安全設備(垂直養生・安全ネット等)
  • 木躯体=軸組・床組・小屋組等に区分し金物・防腐防蟻を含む/コンクリート躯体=「さき」に「あと」が接続するとして計測
Q.

工事科目ごとに単独で使用する仮設は、直接仮設と専用仮設のどちら?

専用仮設です。直接仮設は各工事科目に共通して使用する仮設で、単独で使うものは専用仮設として区分されます。

令和7年 一級建築士 計画 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>