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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.15は、キャビテーション・ウォーターハンマー・雑用水系統・受水槽の間接排水など、給排水衛生設備に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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ポンプと給水まわりの不具合や納まりが並びます。キャビテーションがどんな圧力のときに起きるかを正しく押さえられるかが問われます。
引っかけの核心はキャビテーションです。キャビテーションは、ポンプ吸込口の圧力が低く、水が飽和蒸気圧を下回るときに起きやすくなります。選択肢1は「圧力が高いとき」と逆に書いています。
雑用水系統と上水系統を分けること、受水槽の間接排水も基本として押さえます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | キャビテーションは、吸込口の管内圧力が低いときに発生しやすくなります。高いときとする点が不適当です。 |
| 2 | ○(適当) | 揚水管の横引きが長くなる場合、水柱分離を防ぐためできるだけ低い位置で横引き配管を長くします。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 上水系統と雑用水系統を分ければ、雑用水の受水槽は床下ピットを利用できます。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 受水槽の水抜き管とオーバーフロー管は、十分な排水口空間をとって間接排水とします。適当な記述です。 |
選択肢1は、キャビテーションが吸込口の圧力が高いときに起きやすいとした点が不適当で、実際は圧力が低く飽和蒸気圧を下回るときに発生しやすくなります。
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キャビテーションは、流れる水の中で局所的に圧力が下がり、水がその温度での飽和蒸気圧を下回って気泡(蒸気の泡)が生じる現象です。泡がつぶれるときに振動や騒音、羽根の壊食を起こします。
ポンプの吸込口は流速が上がって圧力が下がりやすい場所です。吸込口の圧力が低いほど飽和蒸気圧に近づき、キャビテーションが起きやすくなります。圧力が高ければ泡は生じません。
ザックリ言えば、キャビテーションは吸込口の圧力が低いときに発生しやすいと押さえます。水温が高いほど飽和蒸気圧も上がるため起きやすくなります。選択肢1は圧力の高低を逆にしています。
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キャビテーションは、ポンプ吸込口の圧力が高いときと低いときのどちらで起きやすい?
低いときです。圧力が下がり、水が飽和蒸気圧を下回ると気泡が生じます。
受水槽の水抜き管やオーバーフロー管は、どんな排水とする?
排水口空間をとった間接排水とします。汚水の逆流を防ぐためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月