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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.16は、雷保護システム・接地の種類・接地線・接地極の埋設場所など、電気設備に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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雷保護と接地まわりの決まりが並びます。接地極をどんな場所に埋めるのが望ましいかを正しく押さえられるかが問われます。
引っかけの核心は接地極の埋設場所です。接地抵抗を下げるには、水気の多い湿った地中が有利です。選択肢4は「水気の少ない場所」を望ましいとしており、向きが逆です。
接地の種類や、接地線に過電流遮断器を設けないことも基本として覚えます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 鉄骨造では、雷保護の引下げ導線に地上部分の構造体の鉄骨を利用することが望ましいです。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 接地には外部雷保護用・保安用・機能用などがあります。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 接地工事の接地線には、過電流遮断器を施設してはなりません。適当な記述です。 |
| 4 | ×(不適当) | 接地極は接地抵抗を下げるため水気の多い場所が望ましいです。水気の少ない場所とする点が不適当です。 |
選択肢4は、接地極を水気の少ない場所に埋めるのが望ましいとした点が不適当で、接地抵抗を下げるには水気の多い湿った地中のほうが有利です。
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接地極は、雷や漏電などの電流を大地へ安全に流すための金属です。電流を流しやすくするには、接地極と大地の間の電気抵抗、つまり接地抵抗を小さく保つ必要があります。
接地抵抗は、まわりの土の電気の通りやすさで決まります。水分を多く含む湿った土ほど電気を通しやすく、接地抵抗は小さくなります。乾いて水気の少ない地中では抵抗が大きくなり、接地としては不利です。
ザックリ言えば、接地極は水気の多い場所のほうが接地抵抗を下げられると押さえます。腐食のおそれがない場所を選ぶ点は正しいものの、選択肢4は水気の少ない場所を望ましいとしており、接地抵抗の面で逆になっています。
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接地極は、水気の多い場所と少ない場所のどちらに埋めるのが望ましい?
水気の多い場所です。湿った地中ほど接地抵抗を下げられます。
接地工事の接地線に過電流遮断器を設けてよい?
設けてはなりません。遮断器が働くと接地が切れてしまうためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月