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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.16は、配電電圧と電線の太さ・スターデルタ始動と始動電流・進相コンデンサ・スポットネットワーク受電など、電気設備に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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受変電と電動機の基本がまとめて問われます。それぞれの装置が「何を目的に使われるか」を取り違えずに言えるかがカギです。
引っかけの核心はスターデルタ始動方式です。この方式は始動時の電流を抑えるために使います。選択肢2は、始動電流が全電圧始動より「大きくなる」と反対に書いています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 同一容量の負荷に同じ種別の電線で供給する場合、配電電圧が200Vより400Vのほうが電流が小さく、電線を細くできます。適当な記述です。 |
| 2 | ×(不適当) | スターデルタ始動方式は始動電流を抑える方式で、全電圧始動より小さくなります。大きくなるとする点が不適当です。 |
| 3 | ○(適当) | 受変電設備の進相コンデンサは、主に力率を改善するために用います。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 受電方式には、1回線受電方式のほか、信頼性に重点をおいたスポットネットワーク受電方式等があります。適当な記述です。 |
選択肢2は、スターデルタ始動方式のほうが全電圧始動より始動電流が大きくなるとする点が不適当で、正しくは始動電流が小さくなります。
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スターデルタ始動は、始動時に電動機の巻線をスター(Y)結線とし、各相にかかる電圧を下げて始動する方式です。これにより始動電流を全電圧始動の約3分の1に抑えられます。
回転数が上がってきたら、結線をデルタ(Δ)結線に切り替えて通常運転に移ります。大容量の電動機で始動電流が大きくなりすぎるのを防ぐための工夫です。
ザックリ言えば、スターデルタ始動は始動電流を小さくする方式です。選択肢2は始動電流が大きくなるとしており、効果が反対になっています。
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スターデルタ始動方式は、全電圧始動方式より始動電流が大きい?小さい?
小さくなります。始動時にスター結線として各相の電圧を下げ、電流を抑えます。
進相コンデンサは、主に何のために使う?
力率を改善するためです。受変電設備に設けて無効電力を補償します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月