建築士試験 解説ノート

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令和元年度 一級建築士 設備 No.16を解説、電気設備に関する誤りを見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.16は、電圧の種別・力率・バスダクト方式・無停電電源装置(UPS)など、電気設備に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

配線方式や電源装置の性格を取り違えていないかが問われます。とくにバスダクト方式の用途が引っかけの核心です。

バスダクト方式は大容量の幹線に用いる配線方式で、途中のタップから負荷の増設にも対応しやすい方式です。選択肢3は「負荷の増設に対応しにくく小容量に限られる」としていますが、性格が逆です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 交流では600V以下が低圧に区分されます。電圧の種別の区分として適当な記述です。
2 ○(適当) 力率は、皮相電力(電圧×電流)に対する有効電力の比率です。定義として適当な記述です。
3 ×(不適当) バスダクト方式は大容量の幹線に用い、増設にも対応しやすい方式です。「小容量に限られる」とするのは不適当です。
4 ○(適当) UPSは整流器・蓄電池・インバータなどで構成され、瞬時電圧降下や停電時にも安定した電力を供給します。適当な記述です。

選択肢3は、バスダクト方式が小容量に限られ増設に対応しにくいとする点が誤りで、実際は大容量の幹線向きで増設にも対応しやすい方式です。

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選択肢3のポイント

バスダクトは、金属ダクトの中に導体(ブスバー)を収めた配線方式です。太い導体で大電流を送れるため、工場やビルの主幹線に使われます。

プラグインタイプのバスダクトなら、ダクトの途中から分岐を取り出せます。だから後から負荷を足す増設に強いのが特長です。

小容量に限られ、増設に対応しにくいとするのは、バスダクトの性格と正反対です。電線管に多数のケーブルを通す方式の話と取り違えやすい点に注意します。

ザックリ言えば、バスダクトは大容量幹線向きで増設にも強いということです。「小容量限定」と思い込ませる引っかけです。

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覚え方

  • バスダクト=大容量幹線向き・増設に対応しやすい(小容量限定は誤り)
  • 交流の低圧=600V以下
  • 力率=有効電力÷皮相電力
  • UPS=瞬時電圧降下や停電に備える

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理解度チェック

Q.

バスダクト方式は、大容量と小容量のどちらの幹線に向く?

大容量の幹線に向きます。プラグインタイプなら途中で分岐でき、負荷の増設にも対応しやすい方式です。

Q.

力率はどう表される?

皮相電力(電圧×電流)に対する有効電力の比率です。有効電力÷皮相電力で求めます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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