建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 法規
  4. 令和元年
  5. > No.6 木造の構造強度

令和元年度 二級建築士 法規 No.6を解説、木造の構造強度に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和元年度 二級建築士 学科II(建築法規)No.6は、木造の構造強度に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、誤っているものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題で問われていること

  1. 圧縮力を負担する筋かいの寸法(令45条)
  2. 柱・筋かい・土台の防腐措置(令49条)
  3. 壁量計算の軸組の長さ(令46条)
  4. 基礎に用いる木ぐいの位置(令38条)
  5. 土台と基礎の緊結(令42条)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

建築関係法令集 法令編(総合資格)

建築関係法令集 法令編(総合資格)

法規は試験中に条文を引いて解く科目です。線引きした法令集が一冊あると確実です。

選択肢1は「圧縮力を負担する筋かいは、厚さ1.5cm以上で幅9cm以上の木材を使用したものとしなければならない」としていますが誤りです。圧縮力を負担する筋かいは、厚さ3cm以上・幅9cm以上の木材とします(令45条1項)。

厚さ1.5cm以上で幅9cm以上というのは、引張り力を負担する筋かいの規定です(令45条2項)。これを圧縮力を負担する筋かいに当てはめた点が誤りです。圧縮の筋かいは厚さ3cm以上・引張りは厚さ1.5cm以上(幅はいずれも9cm以上)と押さえます。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 圧縮力を負担する筋かいは、厚さ3cm以上・幅9cm以上の木材です(令45条1項)。厚さ1.5cm以上は引張りを負担する筋かいの規定で、これを圧縮に当てた点が誤りです。
2 ○(正しい) 柱・筋かい・土台のうち地面から1m以内の部分には有効な防腐措置を講じ、必要に応じて防蟻措置を講じます(令49条2項)。正しい記述です。
3 ○(正しい) 各階の張り間方向・けた行方向の壁・筋かいを入れた軸組の長さの合計は、床面積・見付面積をもとに求めた数値以上とします(令46条4項)。正しい記述です。
4 ○(正しい) 基礎に木ぐいを使う場合、常水面下にあるようにします。ただし平家建ての木造建築物では常水面下になくてもよいとされています(令38条6項)。正しい記述です。
5 ○(正しい) 土台は、基礎に緊結します(令42条1項)。正しい記述です。

選択肢1は、圧縮力を負担する筋かいの厚さを1.5cm以上とする点が誤りで、正しくは厚さ3cm以上・幅9cm以上です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢1のポイント

筋かいの寸法は、圧縮を負担するか引張りを負担するかで基準が分かれます。ここを取り違えさせるのが定番の引っかけです。

圧縮力を負担する筋かいは座屈しやすいため断面が大きく、厚さ3cm以上・幅9cm以上の木材とします(令45条1項)。一方、引張り力を負担する筋かいは、厚さ1.5cm以上・幅9cm以上の木材や径9mm以上の鉄筋でよいとされています(令45条2項)。

選択肢1は、引張り側の「厚さ1.5cm以上」を圧縮側に当てはめています。幅9cm以上は共通ですが、厚さの基準が入れ替わっているので誤りです。圧縮=厚さ3cm以上/引張り=厚さ1.5cm以上と覚えておきましょう。

この分野を得点源にするなら、法令集の選び方二級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • 圧縮を負担する筋かいは厚さ3cm以上・幅9cm以上、引張りは厚さ1.5cm以上・幅9cm以上(令45条)
  • 柱・筋かい・土台の地面から1m以内は防腐措置+必要に応じ防蟻措置(令49条2項)
  • 土台は基礎に緊結する(令42条1項)

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

Q.

圧縮力を負担する筋かいは、厚さ1.5cm以上・幅9cm以上の木材でよい?

圧縮力を負担する筋かいは厚さ3cm以上・幅9cm以上です(令45条1項)。厚さ1.5cm以上は引張りを負担する筋かいの規定です。

令和元年 二級建築士 法規 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 二級建築士試験 学科の試験 学科II(建築法規)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「法規」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>