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令和6年度 二級建築士 法規 No.8を解説、基礎のかぶり厚さは捨てコン除いて6cmを見抜くポイント

令和6年度 二級建築士 学科II(建築法規)No.8は、建築物の構造強度に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、建築基準法上、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 許容応力度等計算の剛性率・偏心率
  2. 屋上から突出する煙突の構造計算
  3. 許容応力度等計算の層間変形角
  4. 異なる構造方法による基礎の併用
  5. 基礎の鉄筋のかぶり厚さ(捨てコンとの関係)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

基礎(布基礎の立上り部分以外の部分)の鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、捨てコンクリートの部分を除いて6cm以上としなければなりません(令第79条)。捨てコンクリートは構造体ではないため、かぶり厚さには算入しません。

選択肢5は「捨てコンクリートの部分を含めて6cm以上」としているので、ここが誤りなんです。基礎のかぶり厚さは捨てコンを除いて6cm以上と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 許容応力度等計算で、各階の剛性率6/10以上・偏心率15/100以下を確かめます。正しい記述です。
2 ○(正しい) 屋上から突出する煙突は、構造計算により風圧・地震等に対する安全を確かめます。正しい記述です。
3 ○(正しい) 高さ31m以下の許容応力度等計算で、層間変形角が原則1/200以内であることを確かめます。正しい記述です。
4 ○(正しい) 建築物には、原則として異なる構造方法による基礎を併用してはなりません。正しい記述です。
5 ×(誤り) 基礎のかぶり厚さは、捨てコンクリート部分を除いて6cm以上です。「含めて」は誤りです。

選択肢5の「捨てコンクリートの部分を含めて6cm以上」という記述が誤りで、正しくは捨てコンクリート部分を除いて6cm以上です。

選択肢5のポイント

引っかけの核心は、かぶり厚さに「捨てコンクリートを含めない」ことです。かぶり厚さは、鉄筋を錆や火害から守るための構造体コンクリートの厚さだからです。

捨てコンクリートは、地盤をならして墨出しや配筋をしやすくするために打つもので、構造体(基礎本体)ではありません。だから基礎では、捨てコン部分を除いて6cm以上を確保します(令第79条)。

選択肢5は捨てコンクリートの部分を含めて6cm以上としていますが、これでは構造体としてのかぶりが不足するため誤りなわけです。ザックリ言えば、基礎のかぶり厚さは捨てコンを除いて6cm以上ということです。

覚え方

  • 基礎のかぶり厚さ=捨てコンクリート部分を除いて6cm以上(捨てコンは構造体でない)
  • 許容応力度等計算=剛性率6/10以上・偏心率15/100以下
  • 層間変形角=原則1/200以内
  • 異なる構造方法による基礎=原則併用してはならない
Q.

基礎の鉄筋のかぶり厚さに、捨てコンクリートの部分は含めてよい?

含めません。基礎のかぶり厚さは、捨てコンクリートの部分を除いて6cm以上とします(令第79条)。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科II(建築法規)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「法規」を過去問から整理しています。運営者情報

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