建築士試験 解説ノート

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平成30年度 二級建築士 計画 No.4を解説、換気に関する誤りを見抜くポイント

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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.4は、換気に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

換気回数、必要換気量、第3種機械換気方式、温度差換気、二酸化炭素の許容濃度が問われます。判断の決め手は、必要換気量が何で決まるのかを正しく理解しているかです。

引っかけの核心は、必要換気量と室容積の関係です。必要換気量は汚染質の発生量と許容濃度で決まり、室容積の大小によっては変化しません。「室の容積の大小によって変化する」とするのは誤りです。

室容積で変わるのは換気回数です。同じ換気量でも、室が大きいほど1時間当たりの入れ替わり回数は少なくなります。必要換気量と換気回数を混同させる典型的な引っかけです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 換気回数は、1時間当たりの換気量を室容積で除した値で、単位は回/hです。
2 ×(誤り) 必要換気量が室の容積の大小によって変化するとした点が誤り。必要換気量は汚染質の発生量と許容濃度で決まり、室容積では変化しません。
3 ○(正しい) 第3種機械換気方式は、排気側に送風機を用いて室内を負圧に保ち、周辺への汚染質の流出を防ぐ方式で、便所などに用いられます。
4 ○(正しい) 温度差換気では、外気温が室内より低い場合、中性帯より下方の開口部から外気が流入します。
5 ○(正しい) 室内空気の許容濃度は、二酸化炭素が0.1%(1,000ppm)、一酸化炭素が0.001%(10ppm)です。

選択肢2は、必要換気量が室の容積の大小によって変化するとした点が誤りで、実際には汚染質発生量と許容濃度で決まり室容積では変化しません。

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選択肢2のポイント

必要換気量は、室内で発生する汚染質(二酸化炭素など)を許容濃度以下に保つために必要な換気量です。汚染質の発生量許容濃度、そして外気の濃度で決まります。

室が大きくても小さくても、同じ人数・同じ発生量なら必要換気量は同じです。室容積で変わるのは、その換気量を室容積で割った換気回数のほうです。

選択肢2は必要換気量が「室の容積の大小によって変化する」としていますが、これは換気回数との混同による誤りです。必要換気量は発生量と許容濃度で決まる、と押さえておきましょう。

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覚え方

  • 必要換気量は汚染質発生量と許容濃度で決まる/室容積で変わるのは換気回数
  • 第3種換気は排気機で室内を負圧に保つ/便所・厨房など汚染質を出したくない室に用いる
  • 二酸化炭素の許容濃度は0.1%(1,000ppm)/一酸化炭素は0.001%(10ppm)

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理解度チェック

Q.

汚染質が発生している室の必要換気量は、発生量が同じなら室容積の大小で変化する。〇か×か。

×。必要換気量は汚染質の発生量と許容濃度で決まり、室容積では変化しません。室容積で変わるのは換気回数です。

Q.

第3種機械換気方式は、室内を負圧に保って周辺への汚染質の流出を防ぐ。〇か×か。

。排気側に送風機を用いて負圧にする方式で、便所などに用いられます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 必要換気量は汚染質発生量と許容濃度で決まる/換気回数・第3種換気・温度差換気・二酸化炭素の許容濃度:換気計画の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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