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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.8は、採光・照明に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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反射グレア、昼光率、必要照度、色温度、北向き側窓の室内照度が問われます。判断の決め手は、北向き側窓の明るさが天候によってどう変わるかを正しく理解しているかです。
引っかけの核心は、北向き側窓の室内照度と天候の関係です。北向き側窓には直射日光が入らず、明るさは天空光で決まります。全天空照度は雲で光が拡散する薄曇りのほうが高くなるため、北向き側窓の室内照度も薄曇り時のほうが高くなります。
「薄曇りの時より晴天時のほうが高い」とするのは、この関係を逆にした誤りです。直射が入る南向きの窓とは事情が違う点に注意しましょう。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 反射グレアは、ショーウィンドウなどの表面に輝度の高い部分が正反射して生じるグレアです。 |
| 2 | ○(正しい) | 一つの側窓を有する室内の昼光率は、窓から遠い位置ほど低くなります。 |
| 3 | ○(正しい) | 事務室で細かい視作業を伴う場合、その作業面に必要な照度は1,000lx程度です。 |
| 4 | ○(正しい) | 光の色温度は、その光色に近似する黒体の絶対温度で表し、単位はKです。 |
| 5 | ×(誤り) | 冬期の北向き側窓による室内照度を薄曇りの時より晴天時のほうが高いとした点が誤り。実際は薄曇り時のほうが高くなります。 |
選択肢5は、北向き側窓による室内照度を薄曇りの時より晴天時のほうが高いとした点が誤りで、天空光で決まるため薄曇り時のほうが高くなります。
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北向きの側窓には直射日光がほとんど入らず、室内の明るさは空全体からの光(天空光)で決まります。この天空光の量を表すのが全天空照度です。
全天空照度は、雲によって光が拡散する薄曇りのときにむしろ高くなります。晴天時は空の一部だけが明るく、雲がある薄曇りのほうが空全体が均一に明るく光るためです。
選択肢5は北向き側窓の室内照度を「薄曇りより晴天時のほうが高い」としていますが、これは関係が逆で誤りです。北向き=天空光頼み=薄曇りのほうが明るい、と結び付けて覚えておきましょう。
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冬期の北向き側窓による室内照度は、薄曇りの時より晴天時のほうが高い。〇か×か。
×。北向き側窓は天空光で決まり、薄曇り時のほうが全天空照度が高く室内照度も高くなります。
一つの側窓を有する室内の昼光率は、窓から遠い位置ほど低くなる。〇か×か。
〇。窓から入る天空光が届きにくくなるため、窓から遠いほど昼光率は低くなります。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月