建築士試験 解説ノート

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平成30年度 二級建築士 計画 No.11を解説、住宅の計画に関する誤りを見抜くポイント

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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.11は、住宅の計画に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

夫婦寝室やダイニングの面積、スイッチや手摺の高さ、和室の畳割りと柱割りが問われます。判断の決め手は、江戸間(田舎間)の寸法の取り方を正しく理解しているかです。

引っかけの核心は、和室の基準寸法の取り方です。江戸間(関東間)は、柱の心々寸法(柱の中心間の距離)を基準寸法の整数倍とする柱割りです。「柱と柱の内法寸法を基準寸法の整数倍とする」のは京間(畳割り)の取り方で、江戸間の説明としては誤りです。

畳割りの京間は畳の大きさをそろえてから柱を配置し、柱割りの江戸間は柱の位置を先に決めるため畳の大きさが部屋によって変わります。この違いを取り違えさせる問題です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 収納ユニットやシングルベッド2台などがある夫婦寝室を、内法面積15m²としたのは適当です。
2 ×(誤り) 和室を江戸間(田舎間)とするに当たり柱と柱の内法寸法を基準寸法の整数倍とした点が誤り。江戸間は柱の心々寸法を基準寸法の整数倍とする柱割りです。
3 ○(正しい) 食器棚と6人掛けの食卓があるダイニングを、内法面積13m²としたのは適当です。
4 ○(正しい) 電灯の壁付きスイッチの高さを、床から1,200mmとしたのは適当です。
5 ○(正しい) 屋内階段の手摺の高さを、踏面の先端から800mmとしたのは適当です。

選択肢2は、江戸間を柱と柱の内法寸法を基準寸法の整数倍とすると説明した点が誤りで、江戸間は柱の心々寸法を基準とする柱割りです(内法を畳寸法の整数倍とするのは京間の畳割り)。

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選択肢2のポイント

和室の寸法の取り方には、柱割り(江戸間・関東間)と畳割り(京間・関西間)の2つがあります。江戸間は柱の心々寸法を基準寸法の整数倍とし、柱の位置を先に決める取り方です。

柱割りでは、柱の中心を等間隔に置いてから畳を敷き込むため、畳の大きさは部屋の大きさや柱の位置によって少しずつ変わります。一方、京間の畳割りは畳の大きさを一定に保ち、その内法寸法を基準に柱を配置します。

選択肢2は江戸間を「柱の内法寸法を基準寸法の整数倍」としていますが、これは京間(畳割り)の取り方との取り違えで誤りです。江戸間は柱の心々、京間は畳の内法、と対で覚えておきましょう。

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覚え方

  • 江戸間(関東間)は柱の心々を基準とする柱割り/京間(関西間)は畳の内法を基準とする畳割り
  • 柱割りは畳の大きさが部屋ごとに変わる/畳割りは畳の大きさが一定
  • 壁付きスイッチは床から1,200mm/屋内階段の手摺は踏面先端から800mm

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理解度チェック

Q.

和室を江戸間(田舎間)とするとき、柱と柱の内法寸法を基準寸法の整数倍とする。〇か×か。

×。江戸間は柱の心々寸法を基準寸法の整数倍とする柱割りです。内法を畳寸法の整数倍とするのは京間の畳割りです。

Q.

京間(畳割り)は、畳の大きさを一定に保ち、その内法寸法を基準に柱を配置する。〇か×か。

。京間は畳の大きさをそろえる畳割りで、畳の内法を基準に柱を配置します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 江戸間は柱の心々を基準とする柱割り・京間は畳の内法を基準とする畳割り/寝室・ダイニングの面積・スイッチ・手摺の高さ:住宅計画の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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