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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.12は、集合住宅に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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コンバージョン、ボイド型、テラスハウス、スケルトンインフィル、コモンアクセスといった集合住宅の計画用語が問われます。判断の決め手は、コモンアクセスの定義が正しいかどうかです。
引っかけの核心は、コモンアクセスの動線の考え方です。コモンアクセスは共用庭(コモン)を通って各住戸へ入る形式で、共用庭が生活動線に組み込まれ、住民同士の交流や庭の利用が促されます。共用庭とアクセス路を分離するのは路地アクセスの説明です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | コンバージョンは、既存の事務所ビルなどを集合住宅などに用途変更・転用する手法です。 |
| 2 | ○(正しい) | ボイド型は、階段やエレベーターなどをコアとし、コアとつながった共用廊下の中央に吹抜けを配置した形式です。 |
| 3 | ○(正しい) | テラスハウスは、各住戸が戸境壁を共有しながら、専用の庭をもつ連続住宅です。 |
| 4 | ○(正しい) | スケルトンインフィル住宅は、躯体・共用設備部分と住戸専有部分の内装・設備を分け、更新性・可変性を高めた集合住宅です。 |
| 5 | ×(誤り) | コモンアクセスを共用庭と各住戸へのアクセス路を分離した形式とした点が誤り。コモンアクセスは共用庭を通って各住戸へアクセスする形式です。 |
選択肢5は、コモンアクセスを共用庭と各住戸へのアクセス路とを分離した形式と説明した点が誤りで、実際は共用庭を通って各住戸へ入る形式です。
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コモンアクセスは、共用庭(コモン)を経由して各住戸の玄関へと至る配置形式です。共用庭が日常の通り道になるため、住民同士が顔を合わせやすく、交流や庭の利用が促されます。
一方、共用庭とアクセス路を分けて、動線をアクセス路側に寄せるのは路地アクセスなどの考え方です。この場合、共用庭は生活動線から外れ、利用の機会は限られます。
選択肢5はコモンアクセスを「共用庭と各住戸へのアクセス路を分離した形式」としていますが、これはコモンアクセスとは逆の説明なので誤りです。共用庭を通ってアクセスするのがコモンアクセス、と覚えておきましょう。
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コモンアクセスは、共用庭と各住戸へのアクセス路を分離し、共用庭の利用を限定した形式である。〇か×か。
×。コモンアクセスは共用庭を通って各住戸へ入る形式で、共用庭が生活動線に組み込まれ交流を促します。分離するのは路地アクセスです。
スケルトンインフィル住宅は、躯体・共用設備部分と住戸専有部分を分け、更新性・可変性を高めた集合住宅である。〇か×か。
〇。スケルトンとインフィルを分けることで、内装・設備の更新がしやすくなります。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月