建築士試験 解説ノート

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令和4年度 二級建築士 計画 No.7を解説、採光・照明に関する誤りを見抜くポイント

令和4年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.7は、採光・照明に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 昼光率と室内表面の反射の関係
  2. 全天空照度の定義
  3. 光の色の三原色
  4. 事務作業の作業面に必要な照度
  5. 光束の定義

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

昼光率は、室内のある点の照度が全天空照度の何%かを表す値です。窓から直接届く光(直接昼光率)だけでなく、壁や天井で反射してから届く光(間接昼光率)も含むので、室内表面の反射の影響を受けます。選択肢1の「反射の影響を受けない」は誤りなんですね。

全天空照度・光の三原色・必要照度・光束の記述は、いずれも正しい。昼光率は室内の反射の影響を受ける(間接昼光率を含む)と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(不適当) 昼光率は間接昼光率を含み室内表面の反射の影響を受ける。「影響を受けない」は誤り。
2 ○(適当) 全天空照度は、直射日光による照度を含まない。適当です。
3 ○(適当) 光の色の三原色は、赤・緑・青である。適当です。
4 ○(適当) 細かい視作業を伴う事務作業の作業面に必要な照度は、一般に1,000lx程度。適当です。
5 ○(適当) 光束は、ある面を単位時間に通過する光のエネルギー量を視感度で補正した値。適当です。

選択肢1は、昼光率が「室内の壁や天井の表面の反射の影響を受けない」とする点が誤りで、昼光率は間接昼光率を含み室内表面の反射の影響を受けます。

選択肢1のポイント

選択肢1は、昼光率が室内表面の反射の影響を受けるかどうかについての記述です。間接光を含むかどうかが論点です。

昼光率は、屋外の全天空照度に対して、室内のある点の照度がどれくらいの割合かを示す値です。この室内の明るさは、窓から直接入ってくる光(直接昼光率)と、いったん壁や天井に当たって反射してから届く光(間接昼光率)の両方からできています。

間接昼光率がある以上、壁や天井の反射率を高く(白く明るく)すれば室内の昼光率は上がります。つまり昼光率は室内表面の反射の影響を受けるわけです。選択肢1は「反射の影響を受けない」としていますが、間接昼光率を無視した記述なので誤りですね。

ザックリ言えば、昼光率=直接昼光率+間接昼光率(室内の反射の影響を受ける)ということです。「天空の明るさだけで決まる」と読むと引っかかります。

覚え方

  • 昼光率=直接昼光率+間接昼光率(室内表面の反射の影響を受ける)
  • 壁・天井の反射率を上げると昼光率は上がる
  • 全天空照度は直射日光を含まない/光の三原色=赤・緑・青
  • 細かい事務作業の作業面照度=約1,000lx
Q.

昼光率は室内の壁や天井の反射の影響を受けない?

受けます。昼光率は間接昼光率(反射光)を含むため、室内表面の反射率を高めると昼光率は上がります。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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