建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 計画 No.2を解説、旧日向家熱海別邸はブルーノ・タウトを見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.2は、住宅作品とその設計者の組合せに関する問題です。

この問題では、5つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. シュレーダー邸の設計者
  2. 聴竹居の設計者
  3. 旧日向家熱海別邸の設計者
  4. ヒラルディ邸の設計者
  5. シルバーハットの設計者

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの組合せで問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが誤っている組合せ)

旧日向家熱海別邸(静岡県)の地下室の内装を手がけたのは、ドイツの建築家ブルーノ・タウトです。日本滞在中に残した数少ない建築作品として知られます。

ジョサイア・コンドルは鹿鳴館や旧岩崎邸を手がけた明治期のお雇い外国人で、別人です。選択肢3は設計者が食い違っているので誤りなんです。旧日向家熱海別邸=ブルーノ・タウトと押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) シュレーダー邸は、デ・ステイル運動のリートフェルトによる住宅です。正しい組合せです。
2 ○(正しい) 聴竹居は、環境共生を試みた藤井厚二の自邸です。正しい組合せです。
3 ×(誤り) 旧日向家熱海別邸はブルーノ・タウトの作品です。ジョサイア・コンドルではありません。
4 ○(正しい) ヒラルディ邸は、色彩豊かなルイス・バラガンの住宅です。正しい組合せです。
5 ○(正しい) シルバーハットは、伊東豊雄の自邸です。正しい組合せです。

選択肢3の「旧日向家熱海別邸—ジョサイア・コンドル」という組合せが誤りで、設計者はブルーノ・タウトです。

選択肢3のポイント

選択肢3は「旧日向家熱海別邸(静岡県)—ジョサイア・コンドル」としていますが、ここが誤りです。

旧日向家熱海別邸は、ドイツから日本に滞在したブルーノ・タウトが手がけた地下室で知られます。一方ジョサイア・コンドルは、それより前の明治期に来日し、鹿鳴館や旧岩崎邸庭園、ニコライ堂などを設計したお雇い外国人で、活躍した時代も作風もまったく違うんですね。

誤りの核心は、タウトの作品をジョサイア・コンドルとした点です。「タウトは桂離宮を高く評価したドイツ人、コンドルは日本人建築家を育てた明治の先生」とエピソードで分けると、取り違えに気づきやすくなります。

覚え方

  • 旧日向家熱海別邸=ブルーノ・タウト(コンドルは鹿鳴館・旧岩崎邸の明治のお雇い外国人)
  • シュレーダー邸=リートフェルト(デ・ステイル)
  • 聴竹居=藤井厚二(環境共生の自邸)
  • ヒラルディ邸=ルイス・バラガン、シルバーハット=伊東豊雄
Q.

旧日向家熱海別邸を手がけた建築家は誰?

ブルーノ・タウトです。ジョサイア・コンドルは鹿鳴館や旧岩崎邸を手がけた別の建築家です。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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