建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 計画 No.3を解説、MRTは平均放射温度を見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.3は、建築環境工学の用語とその説明の組合せに関する問題です。

この問題では、5つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. BOD(水質汚濁の指標)
  2. MRTの意味
  3. VOC(揮発性有機化合物)
  4. CASBEE(建築環境総合性能評価システム)
  5. ET*(新有効温度)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの組合せで問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている組合せ)

MRTは平均放射温度(Mean Radiant Temperature)のことで、周囲の壁・天井・床などから受ける放射の影響を温度として表したものです。温熱環境に不満を感じる人の割合(予測不満足者率)はPPDといい、別の指標です。

選択肢2はMRTを予測不満足者率としているので、ここが誤りなんです。MRT=平均放射温度、PPD=予測不満足者率と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) BODは生物化学的酸素要求量で、水質汚濁を評価する指標です。正しい組合せです。
2 ×(誤り) MRTは平均放射温度です。予測不満足者率はPPDのことで、組合せが誤りです。
3 ○(正しい) VOCは揮発性有機化合物で、大気中で気体状となる有機化合物の総称です。正しい組合せです。
4 ○(正しい) CASBEEは建築環境総合性能評価システムです。正しい組合せです。
5 ○(正しい) ET*は新有効温度で、気温・湿度・気流・放射・着衣量・代謝量を総合的に評価する指標です。正しい組合せです。

選択肢2の「MRT—予測不満足者率」という組合せが誤りで、MRTは平均放射温度です。

選択肢2のポイント

選択肢2は「MRT—予測不満足者率」としていますが、ここが誤りです。

MRT(Mean Radiant Temperature)は平均放射温度で、人が周囲の壁や窓から受ける放射熱を温度として表します。同じ気温でも、壁が冷たいと寒く感じるのは、このMRTが低いからなんですね。

一方、温熱環境に不満や不快を感じる人の割合は、PMV(予測平均温冷感申告)と対になるPPD(予測不満足者率)です。誤りの核心は、MRTにPPDの説明(予測不満足者率)を当てた点で、略語と意味が食い違っています。

覚え方

  • MRT=平均放射温度、PPD=予測不満足者率(PMVと対)
  • BOD=生物化学的酸素要求量(水質汚濁の指標)
  • VOC=揮発性有機化合物(シックハウスの原因)
  • CASBEE=建築環境総合性能評価、ET*=新有効温度
Q.

MRTは何を表す用語?予測不満足者率を表す略語は?

MRTは平均放射温度です。予測不満足者率はPPDで表します。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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