建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 計画 No.23を解説、電線管内の接続禁止を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.23は、電気設備に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 進相コンデンサの目的(力率改善)
  2. 電圧の種別(交流600V以下=低圧)
  3. 低圧屋内配線の接地工事の目的(感電防止)
  4. 接地工事の種類(A種・B種・C種・D種)
  5. 電線管の配管内での電線の接続

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

電線管(合成樹脂管・金属管など)の配管内では、電線の接続点を設けてはいけません。管の中の接続は点検・補修ができず、発熱や絶縁不良の原因になるためです。

電線の接続は、後から開けて点検できるアウトレットボックス等の中で行います。選択肢5は「管内に接続点を設けることができる」としており、誤りなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 誘導電動機と並列に接続する進相コンデンサは、主に力率の改善を目的に設置します。適当な記述です。
2 ○(適当) 電圧の種別で、交流600V以下は低圧に区分されます。適当な記述です。
3 ○(適当) 低圧屋内配線の接地工事は、漏電時の感電防止(保安用接地)を目的とします。適当な記述です。
4 ○(適当) 接地工事の種類は、施設方法・接地抵抗値に応じてA種・B種・C種・D種の4種類です。適当な記述です。
5 ×(不適当) 電線管の配管内に電線の接続点を設けてはいけません。接続はボックス内など点検できる箇所で行います。

選択肢5の「合成樹脂管の配管内に電線の接続点を設けることができる」という記述が誤りで、管内に接続点を設けてはいけません。

選択肢5のポイント

選択肢5は「合成樹脂管を露出で敷設した場合、配管内に電線の接続点を設けることができる」としていますが、ここが誤りです。

合成樹脂管や金属管などの電線管の配管内では、電線の接続点を設けてはいけません。接続部は抵抗で発熱したり絶縁が劣化したりしやすい弱点なので、後から開けて点検・補修できるアウトレットボックス等の中に集約します。

誤りの核心は、管内に接続点を設けることができるとした点です。露出敷設かどうかにかかわらず、管の中は通線できても接続は禁止、と押さえておきましょう。

覚え方

  • 電線の接続は点検できるボックスの中、管の中は禁止
  • 進相コンデンサ=力率改善
  • 電圧の種別:交流600V以下=低圧
  • 接地工事はA種・B種・C種・D種の4種類
Q.

電線管(合成樹脂管・金属管)の配管内で、電線を接続してよい?

いけません。接続点はアウトレットボックス等の点検できる箇所で設けます。管内接続は点検・補修ができず禁止です。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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