建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 構造 No.24を解説、基準強度はベイマツ>スギを見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.24は、建築材料に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. セラミックタイルⅠ類の吸水率
  2. 合成樹脂調合ペイントの適用面
  3. 大谷石(凝灰岩)の性質
  4. 複層ガラスの断熱性
  5. 針葉樹(スギ・ベイマツ)の基準強度の大小

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

針葉樹の基準強度は、樹種によって違います。年輪の幅などの条件を一定にして比較すると、一般にベイマツ(米松)のほうがスギ(杉)より基準強度が高くなります。ベイマツは硬く強度のある針葉樹、スギは比較的軟らかく強度が低めの針葉樹です。

選択肢5は「スギはベイマツよりも高い」としているので、大小が逆で誤りなんです。基準強度はベイマツ>スギと押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) セラミックタイルのⅠ類は、Ⅱ類・Ⅲ類に比べて吸水率が低いです。正しい記述です。
2 ○(正しい) 合成樹脂調合ペイントは、コンクリート面やモルタル面の塗装には不適です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 大谷石は凝灰岩の一種で、軟らかく加工が容易で耐火性に優れます。正しい記述です。
4 ○(正しい) 複層ガラスは断熱性が高く、結露防止に有効です。正しい記述です。
5 ×(誤り) 基準強度はベイマツ>スギです。「スギ>ベイマツ」は逆で誤りです。

選択肢5の「スギはベイマツよりも高い」という記述が誤りで、針葉樹の基準強度は一般にベイマツ>スギです。

選択肢5のポイント

選択肢5は、針葉樹の基準強度を「スギはベイマツよりも高い」としていますが、ここが逆で誤りです。条件を一定にして比べると、一般にベイマツのほうがスギより高いんです。

ベイマツ(米松)は硬くて強度のある針葉樹で、梁などの構造材によく使われますね。一方のスギ(杉)は比較的軟らかく、加工しやすいですが強度は低めです。条件をそろえて比べると、基準強度はベイマツのほうがスギより高くなります。

誤りの核心は、基準強度の大小をスギ>ベイマツと逆にした点です。ザックリ言えば、「ベイマツは強い、スギはやわらかめ」ということです。針葉樹の基準強度はベイマツ>スギと押さえましょう。

覚え方

  • 針葉樹の基準強度はベイマツ>スギ(ベイマツは硬く強い・スギは軟らかめ)
  • セラミックタイルⅠ類(磁器質)はⅡ・Ⅲ類より吸水率が低い
  • 合成樹脂調合ペイントはアルカリに弱くコンクリート・モルタル面に不適
  • 大谷石は凝灰岩で軟らかく加工容易・耐火性に優れる/複層ガラスは断熱性が高く結露防止に有効
Q.

スギとベイマツ、針葉樹の基準強度が高いのはどちら?

一般にベイマツのほうが高いです(ベイマツ>スギ)。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科III(建築構造)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「構造」を過去問から整理しています。運営者情報

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