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令和7年度 二級建築士 構造 No.24を解説、ALCパネルは防水性に劣るを見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.24は、建築材料に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 鋼材と異種金属の接触腐食
  2. 住宅屋根用化粧スレートの主原料
  3. 網入り板ガラスの強度
  4. せっこうボードの耐火性
  5. ALCパネルの防水性

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

ALCパネル(軽量気泡コンクリート)は、内部に無数の気泡をもつ多孔質な材料です。軽くて断熱性に優れる反面、吸水しやすく防水性に劣るため、外壁に使う場合は塗装などの防水処理が欠かせません。

選択肢5は「防水性に優れている」としているので、ここが誤りなんです。ALCは軽い・断熱は◎だが防水は×と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 鋼材は、イオン化傾向の小さい銅板などに接すると、異種金属接触腐食で腐食しやすくなります。正しい記述です。
2 ○(正しい) 住宅屋根用化粧スレートは、セメント・けい酸質原料・石綿以外の繊維質原料などを主原料に加圧成形したものです。正しい記述です。
3 ○(正しい) 網入り板ガラスは、金網を封入するため、同程度の厚さのフロート板ガラスに比べて強度が低くなります。正しい記述です。
4 ○(正しい) せっこうボードは、火災時に結晶水が分解されるまで温度上昇を防ぐので、耐火性に優れています。正しい記述です。
5 ×(誤り) ALCパネルは多孔質で吸水しやすく、防水性に劣ります。「防水性に優れている」は誤りです。

選択肢5の「ALCパネルは防水性に優れている」という記述が誤りで、ALCは吸水しやすく防水性に劣ります

選択肢5のポイント

選択肢5は「ALCパネルは、気泡コンクリートを用いた軽量なものであり、防水性に優れている」としていますが、ここが誤りです。ALCパネルは多孔質で吸水しやすく防水性に劣るため、外壁では塗装などの防水処理が必要なんです。

ALCは内部が気泡だらけのスポンジのような構造ですね。気泡が多いので軽くて断熱性は高い一方、その気泡が水を吸い込みやすい弱点になります。だから外壁に使うときは必ず塗装や仕上げで防水処理をして雨水が染み込まないようにします。長所だけ覚えて「防水も得意」と思い込むと、この選択肢に引っかかるんです。

誤りの核心は、ALCを防水性に優れているとした点です。ALCは軽い○・断熱○だが防水×と押さえましょう。

覚え方

  • ALCパネルは軽い○・断熱○・防水×(気泡が多く吸水しやすい)=外壁は防水処理が必要
  • 鋼材はイオン化傾向の小さい銅などに接すると異種金属接触腐食で腐食しやすい
  • 網入り板ガラスは同厚のフロート板ガラスより強度が低い
  • せっこうボードは結晶水が分解されるまで温度上昇を防ぎ耐火性に優れる
Q.

ALCパネルは、防水性に優れている?劣っている?

劣っています。多孔質で吸水しやすいため、外壁では塗装などの防水処理が必要です。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科III(建築構造)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「構造」を過去問から整理しています。運営者情報

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