令和5年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.1は、施工計画に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 施工計画の作成で、設計図書を検討し不整合がないか確認するのは適切です。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 実施工程表は施工順序や所要時間を示し、月間工程表などを含みます。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 工種別施工計画書には、鉄骨工事や防水工事の施工計画書などがあります。正しい記述です。 |
| 4 | ×(誤り) | 総合仮設計画書は施工計画書(文書)で、施工図ではありません。誤りです。 |
| 5 | ○(正しい) | 工事の記録には、工事日誌や工事写真などがあります。正しい記述です。 |
選択肢4の「施工図に総合仮設計画書がある」という記述が誤りで、総合仮設計画書は施工計画書(文書)です。
選択肢4は、施工図の例として「総合仮設計画書」を挙げていますが、ここが誤りです。総合仮設計画書は文書である施工計画書で、図面である施工図ではないんです。
施工図は、設計図を補い実際に施工するための詳しい「図面」ですね。コンクリート躯体図、施工詳細図、製作図などが施工図にあたります。一方、総合仮設計画書は、足場・仮囲い・現場事務所などの仮設計画を文章でまとめた「文書」で、施工計画書の一種です。選択肢4は同じ並びに挙げたコンクリート躯体図(施工図)は正しいのですが、総合仮設計画書を混ぜている点で種類が違います。
誤りの核心は、文書である総合仮設計画書を施工図(図面)の例とした点です。ザックリ言えば、「○○図は施工図、○○計画書は文書」ということです。総合仮設計画書は施工計画書(施工図ではない)と押さえましょう。
総合仮設計画書は、施工図? 施工計画書?
施工計画書(文書)です。図面である施工図ではありません。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
施工図は、設計図を補うために作成される「図面」です。コンクリート躯体図や施工詳細図などが施工図にあたります。一方、総合仮設計画書は、足場や仮囲いなどの仮設計画をまとめた「文書(施工計画書)」で、図面ではありません。
選択肢4は、施工図の例として総合仮設計画書を挙げているので誤りなんです。総合仮設計画書は施工計画書(施工図ではない)と押さえましょう。