建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 施工 No.22を解説、防煙シャッターはオーバーラッピング形を見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.22は、改修工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. クリヤラッカー塗りの着色の時期
  2. 見上げ部分の研磨紙ずりの省略
  3. 連続繊維シート補強の上塗り
  4. 防煙シャッターのスラットの形状
  5. 枠付き鉄骨ブレースの目荒らし

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

防煙シャッターは、火災時に煙の広がりを防ぐシャッターです。スラット(羽根板)どうしに隙間があると煙が漏れてしまうので、スラットを上下で深く重ね合わせるオーバーラッピング形とします。

選択肢4は「インターロッキング形」としているので誤りなんです。インターロッキング形はスラットをかみ合わせる形で、隙間ができやすく煙が漏れます。防煙シャッターはオーバーラッピング形と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) クリヤラッカー塗りの着色を、ウッドシーラー塗布前に行うのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 合成樹脂エマルションペイントで、天井の見上げ部分の研磨紙ずりを省略するのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 連続繊維シート補強で、含浸接着樹脂のにじみ出しを確認後にローラー上塗りするのは適切です。正しい記述です。
4 ×(誤り) 防煙シャッターはオーバーラッピング形。インターロッキング形は煙が漏れ誤りです。
5 ○(正しい) 枠付き鉄骨ブレースで、既存コンクリート面に目荒らしを行うのは適切です。正しい記述です。

選択肢4の「スラットの形状をインターロッキング形とした」という記述が誤りで、防煙シャッターはオーバーラッピング形とします。

選択肢4のポイント

選択肢4は、防煙シャッターのスラットを「インターロッキング形」としていますが、ここが誤りです。防煙シャッターは煙を漏らさないオーバーラッピング形とします。

防煙シャッターは火災時に煙の広がりを区画して防ぐものなので、スラットどうしの隙間から煙が漏れては困りますね。スラットの形状には、上下を深く重ね合わせるオーバーラッピング形と、かみ合わせるインターロッキング形があります。防煙シャッターは隙間をなくして煙を漏らさないオーバーラッピング形とします。インターロッキング形はかみ合わせる構造上わずかな隙間ができやすく、防煙には適しません。

誤りの核心は、防煙シャッターを隙間のできやすいインターロッキング形とした点です。ザックリ言えば、「防煙シャッターはオーバーラッピング形(重ね合わせ)」ということです。防煙シャッターはオーバーラッピング形と押さえましょう。

覚え方

  • 防煙シャッターはオーバーラッピング形(重ね合わせ=煙を漏らさない)
  • インターロッキング形はかみ合わせ=隙間ができやすく防煙に不適
  • クリヤラッカーの着色はウッドシーラー塗布前/見上げ部分の研磨紙ずりは省略可
  • 連続繊維シートは含浸接着樹脂のにじみ出し確認後にローラー上塗り/鉄骨ブレースは目荒らし
Q.

防煙シャッターのスラットの形状は?

オーバーラッピング形です。煙を漏らさないようスラットを重ね合わせます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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